久喜市の障がい児・者自立支援施設業者-1億円以上の不正請求 [福祉]

久喜市の福祉施設、1億円以上不正請求,
被害は12市町に及ぶ

3月議会の終盤に、福祉課から説明がありました。
久喜市の福祉施設(障がい者・児自立支援施設有限会社「エイム」と、NPO法人「エイム福祉サポート」)は、2006年から3年間で、1億円以上を水増し(人数割り増し、夜間業務不正加算など架空の仕事を作り)不正請求していました。
一番多い被害は、地元久喜市ですが、宮代町も相当な被害額になり、被害地域は12市町に広がっています。

どうしてこんなに被害が出るまでわからなかったのでしょう?
説明によると、かなり巧妙に仕組まれていた事、代表をしている「荒井伸男さん」は、たくさんの福祉関係の公職についていたので誰もが信じきって任せていた事、被害者の方からまったく苦情が出なかった事、などが上げられています。

こんな人が「人権行政協議会委員」?
 行政というものは、一度任命してしまうと、あて職とか関連職とかで、いくつもの役割を頼むものです。
その理由は、知名度がある、顔が広い、いざという時動員力を期待できる、というものです。
 首長の支援者にもなる、こういった公の役職は、メスが入れにくいです。
(私は、再任のくり返し、あて職には反対しています)

 荒井氏は、NPO、有限会社と2つの福祉施設の代表を務めていました。
その関係で、久喜市障害者福祉基本計画策定懇話会委員、久喜市障害者施策推進協議会委員、久喜市人権行政協議会委員などの役職についているそうです。 
 福祉の顔を持った悪徳業者と深い関係にあった市も笑いものです。

久喜市は昨日、代表者会議を開催
 2月議会の終盤で、久喜市議会も執行から説明を受けた、と聞きました。
すでに県、久喜市が指定を取り消し、全市町が、事業者との取引を打ち切っています。
 刑事告訴も行われ、加算額も入れると約1億5000万円の全額返還請求も求められています。
そんな中、議会としてどう対応するのかが、代表者会議で話し合われたようです。
調査特別委員会など議会として、新たな動きにしていくのでしょうか。
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