破滅願望にイスラム国 [日常]

10月19日(日)

イスラム国の戦闘員になるために出国しようとした北海道大学生を公安当局が事情聴取したニュースは、先日世間を驚かせた。

海外に行ったこともなく、海外に興味があったわけでもない若者。中東の歴史的認識もイスラム国の知識も乏しかったという。

就活していたがうまくいかず「どうせ、日本にいてもいずれ自殺するのだから、1、2年早いか遅いかである。人を殺す局面はそれはそれで喜ばしいことで、殺される場合は自殺願望を他人が処理してくれる。どっちでもいい」ということだそうだ。

それを新聞は、「若者が希望を持てない日本の閉塞状況を象徴する話だ」と言っているが、それは変だ。今だから≪閉塞感≫なんでしょうか。いつだって、思うようにいかないことはいっぱいあったはず。どうも、若者を擁護したり、若者のために、という根拠のない”理解”があるように思います。

高齢化社会だから、若者に頼るところが多い。だから、と擁護しすぎるのはいかがなものか。

近隣のある自治体では、20代の市議会議員が今年登場した。若いということとルックスがいいのとでご祝儀相場がたくさんついた。本人はあまりのご祝儀相場に勘違いしているようだ。

でも、本人が勘違いしてはダメだと思います。若いからいいということはない。年寄だっていい人はいい。世間が「若い人の時代だ。素晴らしい」と言いすぎると勘違いしてしまう。

勘違いをしながら(実はそうではない。自分より価値のある人はいっぱいいる)ことに気が付きながら、毎日を蓄積していけばいい。だけど、それ以上にちやほやされると、何もしないでそのまま年齢を重ねていくだけだと思う。そうなってしまうと出世欲とテクニックだけになる。

「年寄はだめだ」の裏側

今回、「議会だより」で、やっぱり、というか案の定ごたごたがおきた。それも編集が90%出来上がってきた段階で。議会傍聴記を依頼した件で・・・。

これはヘイトスピーチだ

原稿依頼した人の元原稿はとにかくすごかった。「年寄はダメ」「年寄は邪魔」「定年制にしたらどうか」の文章をタダ羅列しただけだった。

のっけから「議会の皆様におかれましては、あまりにも高齢化されているのではないでしょうか。議会に出席しているのが精いっぱいではないですか。体力的に問題があるのではないですか。議員の手当が20万だから若い人がいない。20万と言わず60万にしたら若い男女の議員が集まります・・・職員は200名でも多い。若い職員を議員にしちゃえばいい」と続く高齢議員攻撃は、何の根拠もなく、ただのヘイトスピーチだった。

こういうかたの情報源はなんなのだろう。暇な人が集まる場所の世間話か。しかし、ご本人たちは政治通を気取っている。

年金暮らしの身になると、明日の日本の心細さに、ただただ若い人を崇拝し、頼るしかないと思っているのだろうか。だとしたら、これも勘違い。若者にすがってもダメだよ。能力によるよ。

何度直してくださいと頼んでも「オレは譲らないよ」と言っていた(その)人が、ある議員の一喝で、「あれは俺の本心じゃないです」と、突然文章の手直しを承諾した。編集委員の手直しの結果、元原稿は、100%消えた。なんなのだ、これは。

「他力本願」のための若者崇拝。こういう高齢者は、まれだと思いますが、はっきり言って醜い。


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