〈ピロリ菌〉中学校で検査 [医療]

8月21日(木)

「ピロリ菌」検査、中学校で

「胃がんゼロのまち」を目指している兵庫県篠山市では独自の取り組みとして、市内の中学1年生全員366人を対象に、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の検査を行う。今年度の学校健診に合わせて実施する。学校健診でピロリ菌検査を行うのは全国初ということです。

ピロリ菌は胃の粘膜に慢性的な炎症を起こし胃がんが発生しやすい状況を作り出す。胃がん患者の95%はピロリ菌をもっているといわれます。

篠山市は2010年から兵庫医大ささやま医療センターなどと共同で研究検査を行い、小児への感染が主に家族内感染であることなどが判明している。若年期(12~15歳)に感染の有無を確認して除菌治療につなげるということです。

これは、本人の診断だけでなく、(今治療しておくことで)親になった時の子どもへの感染を防止するという目的もあります。

毎秋、中学校健診で行われている尿検査後の、尿を使ってピロリ菌検査をし、自宅へ結果を郵送する方法です。

ピロリ菌の検査方法は、内視鏡でなくても、尿検査、血液検査でできます。尿検査の場合、3000円くらいから検査できますし、尿検査を実施しているなら、(ついで)にできるようなもの。

また、近くの医療機関と共同の研究ということで、もっと実用的な価格でできていると思われます。

ピロリ菌が、家族や世代で受け継がれてしまう要素を持っているといわれるなら、早いうちの検査で治療をし、またこの子たちが親になったとき、同じ箸を使う、口移し、井戸水を使うなどで、これまでやすやすと感染してしまっていた菌に対して、生活の中で気を付ける習慣が子供のころから自覚できると思われます。できるなら、全国の中学校で実施してもいいのではないかと思いました。

それにつけても思うのは、50,000円近くの公費をかけて実施しながら、副反応に対して明確な診断ができていない「子宮頸がん予防ワクチン」のことです。こちらの方がよほど、あやふやな事業のように思えてなりません。


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