中野区の教育委員会制度 [教育]

8月11日(月)

中野区の新しい仕組み

「全国政策研究会」1日目分科会「教育委員会制度の問題」では、多くのサジェスチョンをいただいたところですが、この中で、全国に先駆け「東京中野区の教育委員・準公選制度」にかかわった元議員の報告がありました。

彼女は、「自治体議員政策情報センター」のメンバーでもあり、当日のコメンテーターだったのですが、市民運動でいかにして教育委員の公選制を作ったかに時間を割きすぎた、新しい仕組みを紹介する時間がなかった、と昨日メール。

なるほど、基調となる「新制度の問題点」(教育行政学・埼玉大学准教授)に当然多くの時間が取られたので、15分という彼女の持ち時間では難しい。(半分しかできなかった)と思ったが早いか、すぐに取り残した部分はMLに載せてカバーする、というのが「政策情報センター」メンバーらしい。

さて、中野区。以下、ML文を抜粋して掲載

ーー 首長の教育委員選びを少しでも透明化するために、2004年、「教育委員候補者に係る人材推薦登録の仕組みに関する要綱」を制定しています。他薦、自薦で人材登録された候補者の自己PR文やテーマに対する文章をHPでも公開しています。どのような考え方の候補者なのか、区民にわかる仕組みになっています。

候補者と区長(首長)との意見交換会は誰でも傍聴することができるので、区長が候補者の考えだけでなく、、区長がどのような考えで教育委員を選ぼうとしているかがわかります。

私が議員のときは、(その制度をもとに)区長が選んできた候補者を一人は同意、一人は不同意にしたことがあります。議会の同意権は大きいと感じています。

市民に何も情報が伝わらず任意性で、密室で行われる教育委員会人事ならいらないと思います。

新制度に向けて

ーー中略ーー また、教育大綱作りへの市民参加のルール作り、首長が招集する≪総合教育会議≫の会議録の開示、傍聴制度、市民参加の仕組みを、条例や要綱で作ることが必要だと思います。中野区では「教育行政への区民参加条例」が、首長が勝手にできない≪縛り≫の一つになると思っています。その条例を基本に、総合教育会議の要綱づくりなどが今後の課題です。縛りの権限を持っているのが議会です。

首長の手案に議決がいらないとはいえ、勝手に大綱を定めることは現実的には難しいと思います。なんせ、議会は条例や予算の議決権を持っていますから。

首長の独走を防ぐために、「情報公開」や「市民参加」を教育委員選び、教育委員会、総合教育会議で可能になる仕組みづくりに頑張ることを願っています。--(部分)引用ここまで

安倍政権の復古主義に対抗するために

教育委員会の透明性に対して、ずっと先駆者であった中野区からの示唆です。教育を、安倍総理の目指す「富国強兵」策の道具にしてはならない。エリートだけを重用し、落ちこぼれを切り捨てるやり方は、遅かれ早かれ、社会を疲弊させることになります。生家や郷里を捨て、離れる子供たちを作ることにつながることで、苦戦している自治体がたくさんいるではないですか。

休息の雨

昨日・日曜日は、たまりにたまっていた睡眠不足、心身の疲れを取る1日になったようです。テレビっこの私は、どこにも出かけないで「テレビを見るぞ」と思っていましたが、眠れるわ、眠れるわ、ドラマもワイドショーもほとんど覚えてないほど、終日うとうとしていたようです。細胞が復活しました。

おまけに、もう一ついいことがありました。うちの猫サブが6日ぶりに帰ってきたのです。「おまえ、生きていたのー!」 

今朝はもういない・・。でも、器量が悪い、性格が悪い、情が深すぎるサブは、生きにくいだろう。また、帰ってくるのがわかったから、いいよ、行っといで。(実は、ずっと気が重かったけど、ほっとしました)


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