「特定秘密保護法」とパブコメ [学習会]

8月7日(木)

「秘密保護法」運用素案

「特定秘密保護法」が成立してしまい、今、その施行に向けて運用基準の素案へのパブリックコメントが集められています。

公募期間は1か月。開始から2週間たち、締め切りは今月24日です。国民の多くは、国民の意思から遠く離れた国会の数の論理で強引に決まってしまった「特定秘密保護法」への漠然とした不安、懸念を抱えたままでいます。

しかし、普通に生活している庶民が、思ったことを整然とパブリックコメント(公募意見)できるでしょうか。ここに無理がある。

国会で決まったものに限らず、地方自治体などが、住民参加のアリバイ工作として、「パブコメやりました」という手法に参加できる住民は極めて限られているでしょう。(ゼロという場合もある) これで十分に国民、住民の声を生かしたといえるのでしょうか。

「秘密保護法」にパブコメを書こう! 集会

 今日7日夜7時から渋谷区勤労福祉会館で、「みんなでパブコメを書こう」というワークショップ集会があります。夕方まで何事もなければ参加して来ようと思っているところです。

ポイントは、①指定と解除・・・どんな情報が秘密に指定され隠されるのか、秘密が解除されるのか、時の政府の思うまま ②期間・・・どのくらい「秘密」に指定されるのか、永久なのか、途中で廃棄されるのか、政府の意のまま ③罰則・・・知らせる権利、知る権利という憲法にのっとった大前提があるのに、国民の前から隠される。情報を伝えたメディア、公務員などは罰せられるが、普通の市民まで罰則の対象となる。教師だって、例えば、社会の授業で知らずに国が秘密に指定した歴史に触れたら、罰せられるのだ。

戦前の治安維持法のように暗い時代になる。これらの懸案にパブリックコメントを出せるか、出しても反故にされないか。パブコメの多くは、反映されたかどうかわからない。されたとしても部分的に書き加えられるというくらいだ。

 8日9日は、「自治体議員政策情報センター」の全国集会がある。今年は千葉県我孫子市が受け持っているので、近隣議員としては、できるだけ参加する必要がある。これを入れると、3日連チャンで出かける、きびしい・・。

地域のこともやってます

地元のこと、周辺の懸案・問題もこのところ、取り組んでいます。しかし、微妙なこともあるので会報やブログでは扱えません。

地域が高齢化したり、体力が落ちてくると顕在化してくることが多くあり、八方うまくいく案件などほとんどない。「あっちを立てればこっちが立たず・・」的な要素も含んでいるわけでして悩ましい。

「街路灯」「道路の舗装」「地域の暗黙ルール」。地道にゆっくりと、今、やっていますが、難しい。

合併に関する住民意識

合併に関する住民意識調査を(町が)やる。というので、「基礎的データもないまま、また町民は乗せられるのか」といった疑問もダイレクトにちょうだいする。

「合併メリットは?」「デメリットは?」 人や立場によっても個人の趣向(実際、趣向やこだわりだったりする)によっても、損得感は違う。

「合併すると、議員数は減らされちゃうので、議員は反対?」なんてのもある。なんて答えていいのやら[もうやだ~(悲しい顔)]。「南埼玉郡なんていや。郡がつくと田舎っぽいから合併して市になりたーい」というご意見と同レベルの≪たら、ねば病≫だ。

 自治体と自治体が、無いものや、過不足するものを補充し合う「広域行政」をやってみるのはどうだろうか。少なくとも合併につきものの特例債事業という無駄使いは無いと思う。

シルバー人材センター、高齢者の居場所・活動支援などは、複数の自治体が一緒にやったほうがいいものもある。たとえば、杉戸町の職員が、宮代の処方で一緒に事業をやる。杉戸の職員は「ほほー、高いノウハウを持っているんだな」と参考にするかも。その反対に「これじゃー、市民感覚とずれがある。一緒にやるのは厳しいな」と思うかもしれない。

たとえば国保。国民健康保険財政が多くの自治体の財政を苦しくさせている。

収納率のいい自治体と、そうでない自治体とガラガラポンになると、果たしてどうなんだろう。スケールメリットがあり、健診の種類が増えたり、安定したりするかもしれない。それと引き換えに、保険料は高い方に合わせ、きめ細やかな処遇を失うかもしれない。プラス・マイナスが微妙に絡まる。

今でも、合併して、(あの道がつながっていたら)(あの川に橋がかかっていたら)と、多くの人が言う。その多くは合併特例債事業のことを含んで聞こえてならない。

それだったらいえる。特例債事業で、(業者ではなく)住民にとってメリットになった事例は少ない。そうではない部分で合併が後押しした良い事例を探す方がいい。

合併は、「自分が責任を取る」というリーダーがいなければダメ。「どっちがいいか住民の声を聴いて」「住民が決めてください」といっているようじゃ、いつになっても、誰も覚悟はできない。(こんなはずじゃなかった)事態に、誰かのせいにする。

この後、少し、どんな合併ならどんなメリットが生まれるか、を研究してみたい(けど)・・。 


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