教育行政の権限を首長に移す? [教育]
12月19日(木)
猪瀬知事辞任
昨日深夜、猪瀬東京都知事が辞任を表明したと、今朝一番のニュース。
やっぱり、百条委員会の設置でしょうネ。うその証言はできないし、ボロボロになるまでやられる可能性がある。それに新たに出てきた「東電病院」のこと。だんだん、答弁する顔がうつろになってきた。潮時か。
教育行政が政治色を強める
昨日、東京都江東区の議員からのメール。
「中教審の答申で教育行政の最終的権限を首長に移す案が示されました。合議体の決定だと迅速な対応ができないなどと、まったく理由にならない理由ですが、来年の通常国会にもかかってくる見込みです。
首長が政治的な立場で関与を深めることは大変問題だと思いますし、そうしたからといって、いじめの迅速な解決につながるとは到底思えません。--後略ーー」
昨年、滋賀県大津市でいじめが原因で自殺した中学生がいました。教育委員会が原因究明に難色を示したのに対し、首長(女性)がすぐに調査し、因果関係があるとしたことで、首長の政治的判断が教育委員会に勝るという流れになったのかと思いますが、あくまで独立機関を堅持するべきで、政治色が強まるのは嫌です。
現状を考えると、教育委員会が完全に独立しているとも思えませんが、せめて、教育委員会委員自身が≪行政から独立している機関≫を自負して活性化してほしいと思います。
今定例議会で、教育委員の人事案がでました。ある議員が「国体、教科書問題でこの人はどういう考えをもっているのか知りたい」と質問して(当人が出席していない議場では無理、と)却下されました。が、教育に関してどういう思いをもっているのか、首長に選んでもらったという恩義を感じないで活動できるか、くらいは議会として(同意する以上は)知りたいもんです。
もっとも、この質問の「国体」「教科書」といった言葉に、何人かは、かなりのナショナリズムを感じたようなのですが・・。
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