市議に「反省」可決 [議会]

12月14日(土)

「反省」を求める決議!!??

越谷市議会は、12日に、辻浩司議員(市民ネット、民主党)に「反省を求める決議」案を提出、賛成多数で可決した、と昨日の新聞報道。

反省を要求したのは自民、公明両党。「秘密保護法」に関しての、議会の対応だ。

地域によって(自治体議会によって)対応が違うなーと思ったのと同時に、早くも「特定秘密法」にかかる言論の自由度が減っていると思いました。

辻さんは、国会・衆議院で「特定秘密法案」が可決されたのを受け、12月2日、市議会に「慎重な国会審議を求める」意見書案を提出しました。これは全国の地方議会において、自民公明と対峙(?)する立場の党、市民派・無所属などから出された意見書でも同様の内容が盛られています。

多くの議会で議案が受理され議会の審議となったのですが(宮代町でも審議され、「廃案を求める」意見書案は賛成多数で可決された)、越谷市議会は、「法案は国会で審議中であり、緊急性はない」として賛成少数で議案の提出(そのもの)が見送られたということです。

この議会対応に、辻市議がツイッターで、自民公明の対応を「不当だ」と批判したため、自公は「看過できない」として、「辻議員の反省を求める」議案を提出。12日、これが賛成多数で可決されたという。

採決はなんと、夜中の1時過ぎまでずれ込んだ。意見書案の審議で深夜までかかったのならともかく、「反省を求める・・・」決議に時間がかかったのか・・・?

この時間まで傍聴席で成り行きを見守った市民からは怒りの声が上がった。

ツイッターまで、言論統制されようとは、すでに「言論の自由」が窮屈になってないか。少なくとも宮代議会ではありえないことだと思う。

両方とも仲間だけに・・・

越谷市議会の特徴もあろうと思います。自民、公明が議会内で多くを占める議会でもあります。

辻議員は、私の所属している「地方政治改革ネット」のメンバーです。一方、「反省を求める」決議案を出した自民党議員の数人も「地方政治改革ネット」のメンバーです。両方とも、得がたい仲間だからチトつらい。

「やってるな」と新聞報道を見るたびに思いますが、議会の中で(数の論理で)溝ができていく過程を思って、少し心が痛みます。

新聞記事は傍聴席の声を載せている:--記事引用ーー市民は「辻さんのツイッター発言程度の発言もできないなら、言論がどんどん封殺されていく。特定秘密保護法の施行後の日本の社会を先取りしているようだ」と,憤っていた。ーー引用終わり

「慎重審議を求める」意見書案が却下されて、それをツイッターで嘆いたら「反省を求める」決議案が可決された・・・。国会の縮小系が地方議会でもあった!!  よその議会のこととはいえ、暗澹たる思いだ。


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