空中戦か「どぶ板」か [選挙]

10月5日(土)

宮代町の町長選挙および議員補欠選挙の連呼も、今日が最後となりました。

「今回は静かだね」「盛り上がりに欠けるね」という声がある。本当に静かなのか、盛り上がってないのかはわからない。全部回ったって、選挙カーの合計は5台。4年前の9台(町長候補4人、補選候補5人)と比べれば約半分だし、当然あの「連呼」が回ってくるのも、半分の確立ではないか。

空中戦か「どぶ板」か

私など市民派は、あまり経験がないのですが、いまだに選挙の大半は、古い手法で進められているようです。長年「戸別訪問」で確実(?)に票を数えるやり方をしている人は、その方法しか信じられず、これに固守する。

一方、街宣車、街頭演説という、いわば空中戦でやっている人たち(私などのような市民派議員)は、戸別訪問方式の限界を語る。

田舎の議員選挙などは、絶対訪問形式で、地域を巻き込んだ方がいい。地域票のほとんどは取り込めるだろうから。

しかし、都市近郊自治体では、新住民を取り込めない。また、新住民は、「地域から誰か出さなくてはみっともない」とか「地区道路や側溝の修理に地元議員がいなくては駄目だ」なんてあまり思わないだろうから。町そのものの利益、成長を望むが、地域の利益はあまり関係ないようだ。

そこには、かなりの距離がある。街宣、街頭演説、選挙公報などからヒントを得る新住民は、戸別訪問くらい(胡散臭い)ものはないと思う。本人の戸別訪問、あるいは組織のグループが繰り出す訪問で、かえって引いちゃう話もよく聞く。

反対に、この地に長く住んでいネイティブ住民は、「何回も来てもらった」ことに相手の熱意を感じ、中身は関係なく無条件で票を入れる。2回来てくれたら、「(票を)入れようかな」となり、3回来てくれた〇〇さんに「涙が出たよ、ホント」とおっしゃったばあちゃんがいた。

今回もつくづく思うのは、自分流の選挙のやり方に絶対の信頼を置く候補者は、他の方法を信じられないのだなー、と。私も実はそうなんですが。私みたいに街頭演説を絶対重視する人間を、古い(いや、伝統的な)選挙をやっている人から見れば「ばかじゃやないの!」でしょうネー。

選挙カーに候補者はいない

それは、選挙カーを見てすぐわかる。流ちょうなウグイス嬢の声が流れる選挙カーには候補者はいない。選挙カーを回しておけばひとまず安心で、本人は(確実なる票)と信じる戸別訪問票に、ますます頼ることになる。

しかし、首長選挙などは、対象をもっと広げるので、この「土着戦」と「空中戦」の併用でなければならないのだろうが・・・。

いずれにしても、今日で終わる。今日一日、どちらの手法の選対にとっても必死の一日には違いない。5候補者のご健闘を祈る。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。