市内循環バス [地域発]

7月29日(月)

広域消防組合発足式

本日午前、久喜文化会館小ホールで、「埼玉東部消防組合」の設立記念式典が執り行われました。これは、久喜市、加須市、幸手市、白岡市、杉戸町、宮代町の4市2町で構成する広域の消防組合で、埼玉県では、第3位の規模になります。

私は、こういったセレモニーに参加することはほとんどないし、都内で実施される報告集会、講演会など3つのご案内をいただいていたので、そのうちの1つに参加するつもりでいました。

しかし、明日から1泊2日で、福島、新潟への常任員会視察を控えていたのと、朝方気の重い課題が降ってきたのとで、すっかり学習意欲をなくし、めったに行かないセレモニーに行くことにしたのです。

設立式典は、ホール400席のほとんどが来賓者というセレモニー中のセレモニー。管理者の久喜市長のあいさつの後は、次々に来賓紹介と感謝状贈呈といった内容で進行している。

(やっぱり、場違いなところに来てしまった・・・)と気分はますます滅入ってくるばかり。消防の楽団演奏に入る前、少しばかりの休憩に入ったので、「ここだ」とばかりに会場を後にしました。

急いで帰る必要もない私は市内循環バスがあれば乗ってみようと、市役所のバス乗り場に。そこになんと1日5便しか走らない「西回りコース循環バス」が来ました。「ラッキー」とばかり、他の自治体バスに、体験試乗。

障害を持った方が楽しそうに

西口を出て、市立体育館、総合病院などを経て東口にいたる約35分のコースは、たえず乗車客8、9人という(まぁまぁの)利用度を保っていました。特に印象に残ったのが、目の不自由な方がいくつかのバス停で待ってらしたこと。雨がしとしと降り続いた今日は、目の不自由な方などの集まりのある日なのか、合計3人の方が白いつえを持って乗り込んでいらした。

バスのドアが開くときのブザー音で、開いたのがわかるのでしょう、危なげなく、それでもゆっくり乗って、ゆっくり座席に座る、(ああ、目のご不自由な方でも利用できるんだ)と関心を持ってみた。その次にバス停で待っていた人(おそらく全盲)は、いつものことなのか、運転手さんが運転席を降りて、手を引いて座席まで案内する。その次の人も、運転手さんがサポート。この時は乗降口近くの席がいっぱいになったので、健常者(目の場合、ほかの言い方があったような・・・)の方に、運転手さんが「すみません、後ろの席に移ってくださいますか」と声をかけ、空けてもらった席に誘導していた。

私は、駅東口で下りたのですが、目の不自由な方たち(それに足の弱い方など障害を持った方2人もは)、全員が下りてから運転手さんが誘導するのか、そのまま乗っていらした。それにしても、ほとんど全盲の方たちが、バスの中で、仲間同士楽しそうに話していたのに、心が和む。この時間のこのバスと決めているから、安心して利用できるのでしょう。

いつものコースで、いつもの運転手さんのサポートがある、公共バスだからできる支援の風景に、「ガラガラバス」なんて言われるけど、循環バスのいいところだ、と思いました。


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