「東京原発」 [活動]

4月28日(日)

放射能から子どもを守る会

福島原発事故以来、全国規模で、「放射能から子どもを守る会」等の活動団体ができました。宮代町近辺でもほとんどの自治体で、小さな子供を持つお母さんたちを中心に活動しています。昨日は、「放射能から子どもを守る会・蓮田」の活動の一環である放射能に関する自主上映会に行ってきました。

宮代町でも、(開店休業の体をなしていますが)あります。私たちが作った「子供の未来を守るin みやしろ」は、2011年、2012年と、1回づつ放射能に関する学習会を開催しましたが、その他の活動には至っていません。その代りと言ってはなんですが≪、埼玉子どもネット≫でおこなうイベント等への参加、近隣の学習会には、できるだけ参加させていただこうと思っています。

「東京原発」

昨日、蓮田市立図書館で上映された映画は「東京原発」、2004年に作られた映画です。無論、2011年に、まさかあんな原発事故が起ころうとはだれも思わなかったでしょうが、この映画は、いつでも起こりうる≪原発事故と、それがもたらすパニック≫を考えるに十分な映画でした。

「東京都に原発を誘致する」 役所広司ふんする東京都知事の衝撃的発言から始まる映画です。知事は、「財政難の東京都政には、ふんだんな誘致自治体の交付金、それに群がる企業、その周りから生まれる経済効果に頼る大きな決断が必要」といい、幹部クラスの職員を驚愕させます。そのパニックの中、原発の仕組み、どんなに危険か、実は原発発電はお金がかかる、などの議論が展開される。

中盤から、(役所)都知事の言う「東京は電力の圧倒的な消費地、なのに危険を伴う負の遺産を地方に押し付けていいのか。都庁の隣に中央公園に原発を作ろう」という深い意味が伝わってくる。

これだけでは、誰でもひきつける「原発」映画にはならない。もう一つのシナリオは、福島原発から出続ける「放射性廃棄物」の輸送トラックが絡むのです。通常の3倍払うという、超危険物「放射性廃棄物」の輸送、何が積んであるかわからないトラックを、アル中の運転手が引き受ける。それを偶然のきっかけで「爆発物」製造オタクの高校生が聞きつけ、そのトラックを「核ジャック」するところから、ハラハラするパニック映画になっていく。

原発映画なのに面白い!

だから、2時間、スクリーンにくぎ付けになる,超おもしろい原発映画なのです。これは、だれでも見やすい「原発」映画として、いいなと思いました。

「フクシマ」原発事故のことが、人々の記憶から薄れてはいけない。次世代の人たちに、未来の人たちに伝えていかなければならないことですが、だれでもうけいれられる手段というのは少ないのかもしれません。こういったある種、エンターテイメント性のある映画で現実を考えるのも必要。宮代町でも上映したいと思いました。(今のところ思っただけです)

「路傍の土」

今でも、放射性セシウムの値が高い土があちこちで発見されています。移動して集まって新たなホットスポットができるのです。「黒い土」「路傍の土」と呼ばれる土に、ずっと気を付けなければなりません。それを見つけるのは、住民たちの根気強い活動に頼ること大です。

私たちは、一人では何もできませんし、何も訴えられません。だから、近隣自治体、埼玉県の子どもネットなどで、つながらなければならないと思います。

福島では

避難したまま、自分の家に帰れない人、帰るのをあきらめた人がたくさんいる福島県。その中でも、報道や政治に翻弄された県民たちが真っ二つに裂かれ、声を出せなくなっています。

「no nuke」バッジ

「私は原発に反対です」、そう声に出して言いたいけど言えない雰囲気もあるそうです。「原発」で生活していた人、故郷に帰りたい高齢の人、「原発反対」運動が、そういう人の願望の(足を引っ張る)。「原発反対」の人々は、やっぱり声に出せない「原発で生活」者の声なき声、訴える目で生きづらい境遇になっています。

そういう人たちが、胸につけるための「no nuke」(原発はいらない)バッジは、無言の訴えとして作られました。

ひとつ200円。製造単価はいくらでもないでしょう。私たちが200円カンパすると、小さな「no nuke」バッジをもらえ、それより一回り大きなバッジが福島の人の胸に飾れます。埼玉と福島で、声に出せない声を出していける仕組みです。

私は、昨日、400円払い、2個買いました。その金で、福島の人の2人の胸に「no nuke」バッジが付くことでしょう。

来月は白岡市でも

5月12日(日)午後1:30~ 「はぴすしらおか」 2F 会議室345

講演会「放射能の現場から」 ~都市濃縮とこれからの暮らし~

参加費 500円 (中高生無料)

今、放射能はどうなっているの? これからは? 関心がある方は是非行ってみましょう。


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