卒業式は冷たい雨 [歳時記]
3月25日(月)
44人の卒業生
今日は、午前中、宮代町内4つの小学校で卒業式。笠原小学校に出席しました。昨日までの暖かさと違い、今日は冷たい雨。はだしの卒業生たちの足元から寒さが伝わってきそう。
この学校の場合、私の住む学園台など一気に高齢化が進んだ団地などを筆頭に子供たちの数が減り、22人ずつ2組計44人の卒業生でした。
緊張と寒さで白く見えた顔の中に、それでも(大人の階段)のスタートラインについた頼もしさがあり、この瞬間にいられることに、幸せを感じました。大きな可能性を持ったこの年代の子どもたちはすがすがしいです。
それと、つい比べてしまうのですが、成人式に参列する「新成人」は、どうしてあんなふうに幼く見えるのだろうと不思議に思えます。没個性そのままに、みんな同じ表情をし、ピースをしてお互いを写真におさめ、手には一様にスマホ。
あの凛々しい卒業生がね~、まァ、そうやって練れて集団になっていくのでしょうか。
故郷はいつでも・・
祝辞を読まさせていただいた。光栄です。もっともこの学校の行事に参列する議員は、このごろ私一人が多い。議員は自分の地元に行くのがほとんど。笠原小が地元なのは私だけというわけなんです。
以前は、「祝辞を読ませて」ほしいと思っても、遠慮があった。でも、この頃は、参列するのが私一人なもんだから、役が回って来るようになりました。
実は、来賓が読む祝辞の原稿は、各校の分、教育委員会が用意する。多分、ほとんどの人は、そのまま読んでいると思います。
私は、(申し訳ないナと思いながら)、いつも用意されたそれをもとにして、祝辞を作り直します。私なりの言葉をぜひ申し上げたいので、、、。(長さはほぼ4分。同じくらい。プリンターから出てきたA4の原稿5枚を糊ではり、じゃばらにたたんだりします)
たくさんの愛を注がれて育ってきたことを伝えたい。だけど、大人の階段を上るときに、これからは周りの愛や支えだけでは解決できない悩みがでてくるかもしれない。その先は自分で自分を育てなければならない、のだと。(悩んだり、くじけたりした自分を振り返り)エールを送りました。
桜は、満開までのスピードを緩めて、しばらくは卒業を祝ってくれている。
白いひかりのな~かに 卒業式の定番ソング。澄んだ歌声は、この時期ならではのソプラノ、ボーイソプラノが混じり、ジーンとさせる。
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