職員給与に能力差 [地域発]

2月15日(金)

神奈川県寒川町では

先週視察した「伊勢原市で実施した会派の事業仕分け」に来ていた、寒川町の市民オンブズマンの会報によると、寒川町では管理職職員の昨年暮れからのボーナスに、能力・成果を反映させ始めたそうです。

職員の責任や成果を測定できるようにすれば、提言、提案も増え、「昨年と同じではなく、今年は少しでも改善しよう」という意欲につながるという。

もちろん、削減のためだけではなく、成果を出した人はボーナスが増収になるということがポイントです。

≪同じ釜の飯≫を平等に食うのでは、「家族」意識、身内意識しか生まれないような気がします。

それにしても、寒川町のオンブズマン「支えあいの会」の活動は精力的です。会報は第30113という驚異的な数字。その他、議会、委員会傍聴は内外議会を問わず、はては議員を招いて議会懇談会を開いちゃうのです。 たくさんの政策団体、学習会にも所属していますが、基本的に活動費は、カンパ、寄付によるそうで、すごいです。

東京都小金井市では

職員給与を東京都並みに抑える条例を市民が直接請求しました。が、議会はこれを否決しました。国家公務員給与が7%削減されているのにあわせての削減要望からでした。なぜ、議会は否決したのか、自分たちに「火の粉」がくるからでしょうか。もっと複雑な理由があるのでしょうか。

寒川町ではラスパイレス指数と、国家公務員との差あわせて113%も多いことになるそうで、オンブズマンは、もし、寒川町で、職員給与を10%削減すれば、3億円の財源が生まれるといいます。

寒川町は、第3者委員会による予算の外部評価が行われるそうで、その中には「太陽光発電への補助」について、町に見返りのない補助は中止すべきという思い切ったものをありました。金を使った結果、どのような効果が生まれたのか、起因と説明できない事業はダメ、ということでした。

役場は、「金儲け」できない組織です。だとしたら、効果が出るということにもっと着眼してもいいのではないかと思いました。

小田原市では

イベントへの職員派遣を減らしているそうです。その代り、お客さんとして意識して出かけるようにするのは、もっと大切かもしれません。仕切るほうばかりやっていると、市民ニーズがわからなくなりますから。


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