高齢者の財布のヒモ [日常]
11月14日(水)
GDPマイナス
12日内閣府が発表した7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は、前期(4~6月期)比で、0.9%減、9ヶ月ぶりのマイナス成長とのことです。
百貨店では衣類の売れ行きが伸びず、スーパーでも売れ行き停滞、コンビにでは、おにぎりやパンなど価格の安いものを買う人が目立つのだそうです。
増税への不安で、財布のヒモが固いのは確かですが、「この際、食べ過ぎに注意しよう」というのもあるように感じます。つまり、いいことなんです。
食べたいものを、お腹いっぱい食べることになるのは、財布の中身がゆたかなとき。「つい、気を緩めて」、これは後悔以外の何ものでもない。
財布のヒモを固く閉めて、健康にもいいことをしようというのは日々意識していることのようです。
午前中はシルバー世代が
杉戸高野台駅に近いマクドナルド。国道4号線の駅側にあったマクドナルドが反対側にリニューアルオープンした。いつもお客さんでにぎわっている。
ここは、時間帯によって客層が違っているのが面白い。8時オープンしてしばらくは若い客層。10時くらいからお昼までは、シルバー世代がけっこう多いのです。お友達同士と思われる人、老夫婦、1人でももちろん食べている。ほとんどセットメニューだ。サンキュー(390円)セットや、500円前後のセットで歓談している。無料券などを配ると、時間にゆとりのあるシルバー世代がゲットして行く確率が高いそうだ。
お昼はいろんな世代がいるが、お昼から午後の時間帯は、ママ友とちびっ子たちでにぎやかになる。みんなで食べるからL.Lセット(ポテトL、ドリンクL)で長い時間おしゃべりに花が咲く。
4時を過ぎると、ママ友たちは忙しい時間に備えるために帰って行く。代わりに高校生達がつるんでやってくる。(か、1人で宿題をしにくる子も多い)
1ヶ月間、病院への行き返り、ウォッチングしていました。たまに、(中性脂肪値が高いのに)ポテトを食べながら・・。
どの世代も、マックなら安心の価格なんだろうか。お年よりは、ああいう脂っこいものは敬遠するのが普通、というのは誰が決めたんだろう、今時、ソウでもなさそうです。
「ちょっと外で」「時間つぶしに」マックはいい場所を提供しているのでしょう。脂っこいものを食べたあとは、家で野菜中心メニューにすればいいこと。それより<居場所>が大事。
<居場所>は、若い人も、高齢の方も必要アイテムなのです。
財布のヒモが固くなり、<居場所>が必要になり、ますますファストフードの役割が出てきそう。一人で過ごすのに「サマ」になるのにもこういうところでしょう。
貯蓄はけっこうお持ちなんではないでしょうか。使わないだけです。
私の地元、学園台のリタイア世代で、駅まで散歩して、駅ナカのロッテリアで、ゆっくりコーヒーを飲んで帰ってくる方を知っている。サラリーマン時代の延長で、駅までいくのがすきなのか、商談の合間に飲んだコーヒーを懐かしんで、ファストフードコーヒーで間に合わせているのか、定かでないのですが、これはこれでいいではありませんか。
増税で、経済を下支えすることができるのか、いや、増税は経済の底上げにはならない気がする。みんなはささやかな楽しみ方を探すのが上手だから。
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