議会懇談会はレギュラー化するも・・ [議会]
11月11日(日)
議会懇談会
多くの議会が「議会報告会」というタイトルをつけているのですが、宮代町は、「議会懇談会」にしています。来てくださった方々と、文字通り懇談をして、ご意見をうかがおうということから、です。
しかし、終わってみて、いつも「そうなっていたかナー」と不安になる。
本日の参加者は20人ほど。議員は全員の14人(議会事務局も全員。準備の段階から3人全員が出ています)
20人の参加者の8割くらいは、「いつもの方々」つまりレギュラーともいえる人たち。新しい人たちが増えないのは、こういった催しに魅力がないのかもしれない。
のっけから詰問調だったり、専門的な質問だったり、も敬遠される要因かなー。
いつも関心をもっていてくださるレギュラー町民だからこそ、質問が途切れるということはない。
「質問は一問だけか」「もっと時間を延ばせ」という要求に、応えられなくなる。物足りなさが残るでしょう・・・。
議会の傍聴に来る人と、議会懇談会に来る人が、必ずしも同じでない場合が多い。委員会の傍聴の方はもっと少ない。
どこかの自治体の議会は委員会に来た傍聴者に発言の機会があるそうです。こういうのいいな。もっともこういう例外的な取り扱いに、そう多くの時間が用意できるわけがなく、2、3の発言、提言にとどめていただくのでなければならないが・・・。
以前、「地方政治改革ネット」で視察した先進地「流山市議会」でも、増えない参加者に悩んでいたようでした。が、「7人でもやる意義はある」「7人も来てくれた」ということで【良し】とすると、言っていた。
ともすれば、「追求型」「つるし上げ気味」になるのは、こういった集会の性格上当然ですが、私自身は、終わってみると、「ちょっと身構えちゃった」と、情けない思いばかり残って落ち着きません。
議会への要望は、行政への不満ともあいまって、「なぜ、議会は承認した?」「なぜ、もっときびしくチェックできない?」といったことにもなる。行政が「タウンミーティング」を実施しない分、公開で意見を言う場がないのも、影響しているかも。
いくつか御紹介します。
(Q)「議会だより」に、高齢者(介護)施設は増えているというが、待機者がいっぱいだ。うちは、申し込んでいたが全然入所できないで、亡くなってから、空いたと言ってきた。
(A)特別養護老人施設、介護老人保健施設、地域密着型老人施設、小規模多機能介護施設など、何種類もの老人施設があり、特養などの待機者が多いのは現実である。施設の目的によっては受け入れられないものもあり、残念だ。それでも、宮代町は、近隣自治体と比べて介護関連施設は多い。
(Q)「新しい村」は、「アグリパーク」ではない。単なる直売所じゃなく、町の重大な政策だ。むしろもっと支援すべき。農業支援は町がやるべき。コンカツ、ハロウィンなど町のPRは無駄なもの。切り離して欲しい。
(A)それはわかるが、経営は危機的状況。分離経営など提言している。これからも経営陣から聞き取りなどを、議会は考えている。
〇これについては、反対の意見もあり、思い切った経営合理化を望む声もあった。しかし。声の大きい人が発言すると、他(反対意見)の人は発言を控える傾向。
(Q)都市計画税は「目的税」別にして特別会計にすべきだった。なぜそうしなかったのか。東武動物公園西口区画整理事業は、92%が民間(東武)の土地だ。ソコに県、町があわせて50%以上税金を投入するのか。法的に問題だ。議会は訴えられてもおかしくない。
(A)92%民間の土地でも区画整理事業が終わったあと、宮代町の利益(ロータリー、駅までの道路の拡幅)になる事業だから、議会は計画、事業化を承認した。
(Q)衛生組合は、「ごみ処理基本計画」「焼却炉問題」と大きな山場だ。久喜市では<組合を解散しては>という質問もでたが。
(A)衛生組合議員には年内に説明があると聞いている。1、2年が重要な時期と思う。
(Q)合併の方向性についての議論はないのか。
(Aその①)まわりの自治体に機運がない。相手があってのことだ。今はまちづくりに専念する時。
(Aその②)町民から(町民意識を調査すべき)と請願も出ていた。町民に気運はある。合併特例債はないというが、30年までの特例措置はある。きっかけは作り出すべきと考えている。
(Aその③)合併がすべていいとは限らない。合併して大変になった自治体もある。
など、2時間半(議会からの報告約40分含む)が、やっぱり短く感じられたことだろう。
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