専門家は責任を果たせ [国-地方]

9月1日(土)

原発事故の検証にみる日本の欠落

これは「週間東洋経済」9月1日号に掲載されている東京財団・上席研究員・原田泰氏の論文のタイトルです。

民間事故調査会の報告書、国会の事故調査委員会の報告書では、東電、原子力安全・保安院の不手際はいまさら言及する必要もないのですが、当時の菅直人首相の現場に関与しすぎたことが指摘されています。

これに対して、原田研究員は、「専門家があまりにも頼りなさすぎた。このままではどうなるかとの切迫感からやむを得ず、恫喝したり、命令したりした。問題は専門家が専門家ではなかったこと、首相の命令した相手が、ダイレクトに東電だったことだが。要するに、日本の統治機構は根本的な欠落があった。しかも、その欠落に気がついていない」と言っています。

第一、専門家は責任を取らない

本当に、言うとおりです。私などシロウトでも憤りを感じます。あんな過酷事故を起こして、日本はもとより世界中に不安を巻き起こしておいて、専門家としてこれまでやってきた人たちが責任を取らない。責任を取らないどころか、まだそのポジションにとどまっていることが不安で、不愉快でたまらない。

専門家とは、何もおこらない日常で、あーだコーダと論説を述べ、学者という肩書きに弱い一般人を手なずけていく役目なのか。うまく納得させられれば、つまり政府の方向性を(論説を持って)支持できれば多大な研究費がつき、社会的なステータスがあがって行くのか。

学者が、説明したり、評価したりすることが一番いいと、学者礼賛の風潮は、上から下まで=国から地方自治体までしみわたっている。

首相官邸を取り巻く人々の群れは、すくなくとも政治のいうこと、御用学者の言うことなんか「へのかっぱ」だ。心の中からの行動だ。

そんな中、ドサクサで行動する人もいるモンで、「小沢一郎に、本当の仕事をさせろ」というプラカードをもった人も行動していた。いろいろな人がいるもんだ。

※ 今日の午後は、取手市に行く。

昨晩遅くメール着信があるのに気がついた。11時です。「明日取手に来るんでしょ。駅に迎えに行きます」と、取手のネットワーク仲間が。カレンダーをみる。(ありゃ、たしかに)「取手市」と書いてある。でも、毎日ドタバタやっているので、だいぶ前に書いた予定が思い出せない。私の悪いクセで、場所だけでほかを省略していた。学習会のタイトルとか、開始時間とか講師の名前とか、書いておけばいいのに、コレはなにも書いてなかった。(カレンダーをみて、わからないのでパスしよう、と漠然と思っていた)

連絡くれた仲間に聞いた、「なんだっけ?」 「村上さんの講演よ」 ああ、そうだった。尊敬する政治家、村上・東海村村長のお話だ。<3.11>の危険は、これまでもあった。これからもずっと続く。この方の現場臨場感がそれを伝える。


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