何のために「議会基本条例」を策定? [議会]
8月21日(火)
今度の議会の「目玉は何?」
昨日夕、会報を配っていて、ある人と立ち話。「議会もうすぐなんでしょ? 議会始まる知らせないですね。関心もちたくてもね~。今度の議案はこういうのが出ます。目玉商品はこれです!ってのがないと傍聴に行く気も起きませんよね」とおっしゃる。「議会基本条例では、開かれた議会をと言っているのに」
ほんとにそうです。今回、目玉議案は何? と考えても我々議員もわからない。我々には、1週間前の議会運営委員会で日程が決まったあと、議案書、必要資料が送られてくるわけで、それから「どれ、どれ、今度はどんなのが出るのカナ」となるわけです。
議案書が送られてくるのは1週間前、議案説明(議案の趣旨、内容を執行側が議員にこういう議案ですから)よろしく(賛成してくださいとと説明するのは)、私の場合、議会初日(30日)の2日前であります。
余談ですが・・・議員への議案説明は、なぜか会派別にする。一番先に「いつがいいですか?」と日時を打診されるのが最大会派。この会派は、ほとんど町長与党であることが多いので、一番いい日を選んでもらうのがまぁ妥当でしょう。その他は(改選後)2名程度の少数会派が3つ、1人会派が2つ、人数が多い順に議案説明の日取りが決まるので、1人会派の私に、副町長から「加納さん、議案説明はいつがいいですか」と聞かれるのは最後。
「28日午後4時からか、議会初日前日の29日のどちらがいいですか」と、聞かれたから、即「28日お願いします」と答えました。
私の場合、いつでもOKです。もうひとりいる<1人会派>の人と一緒でもいっこうに差し支えない。執行も大変だから「今度一緒に聴きましょうよ、議案説明」と持ちかけてみよう。時間の節約になる。
「議会基本条例」の意味
話がやや横道にそれた。「議会基本条例」のはなしであります。
積極的な資料、情報公開をうたいながら、議案の住民への公開が遅い。その住民は言う。「議会基本条例にも積極的な情報公開とあるのに、一番速くホームページに出てくるのが、一般質問ですものね。議案知りたいですよ」と。私「そう、議案が一番大事ですよ。(一般質問は個人芸だもん)町が何を考えているのか、何をやろうとしているのか、は議案です」
私「情報公開ってそれですよ。だいたい、すぐやりたいものを基本条例に盛り込むから意味があるのに。先進例を集めて理想型をつくったからってなんもならない」
防災無線を使うなら
「議会が始まります」と防災無線で、わざわざ住民に知らせるなら、もっと速く、執行の「目玉議案」を知らせるべき。その方は言う。「スーパーだって、目玉商品があるから、チラシをみて客は行く」「人寄せの努力がなくて、住民の関心は引けない」
そうだなー、そのとおりだなー。
また余談ですが・・・以前、議案は職員に知らせられるのも直前だったらしい。幹部職員だけは知っているけど、中堅職員以下は、議案を知らせられるのが遅かった、らしい。いったい、上層部はどこを向いて仕事してんの?
小さな町の執行が、政局にらみじゃーダメですね。政策ですよ。小さい町こそ政策しか勝負できない。だとしたらまず職員、間髪をいれず次に町民に公開。そうすれば、議会対策なんて要らない(でしょ)。
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