「大飯再稼働」がトップニュースにならない [原発]

6月18日(月)

大飯再稼働

野田内閣は、6月16日、「大飯原発再稼働」を決定し、起動の準備に入りました。翌17日新聞の1面に載りました。が、ここまで。午前中から日本国中のテレビもラジオも、新聞も、<もっと面白いオウムの逃亡犯逮捕>ニュースの方に画面、紙面を割く。

15日は松田聖子で

15日のワイドショー、MCが「さぁ、今日のトップニュースはなんと言っても松田聖子さん、再再婚です」と、コレでもか、コレでもか、と流す。

翌16日朝のトップは、前夜決まった「大飯原発再稼働」で始まったが、逮捕まで秒読みだったオウム・高橋容疑者の身柄確保がテロップで流れてからは、そのニュースばかり。

なんのかんの言っても、そのてのニュースがみんな好きだから、もう、「大飯再稼働」の問題点などは限りなく薄らいで行く。

再稼働に賛成なのは、地域限定、政府関係者限定の小数派で、国民の多くは、再稼働に不安、心配があるに違いない。でも、「もの言わぬ」心配派だから、政府との気持ちのズレをそのままにしておくしかない。

そのうちに、もっと関心が大きいニュースが流れるもんだから、そっちの話題に気持ちは移って行く。

電力不足にたえられないと誰が言った?

誰も、「たえられない」とは言ってない。工夫次第で切り抜けられると、国民の多くはわかっているのではないでしょうか。それなのに、具体的な工夫策を示さずに、突然ブラックアウトになる(みたいに)と不安材料を流しているだけ。

テレビは時計代わり

わが家もそうですが、テレビは、起きた時からつけっぱなし。時計代わりになっていないでしょうか。だから、テロップで流される<速報>も見逃さないのです。

テレビの時間を、昔は決めていた。その時代にもどっても、そんなに世の中から遅れることはない。みんなそうわかっているのだから、誰かが(お国が)決めてくれたら、半分になったテレビ時間を工夫して、見たいものだけ見るようになるのではないの。

※パソコンがあるからいい、という人は、パソコン時間を制限して、のべつまくなしパソコンから「パソコン時間」にすれば、OKでしょう。

努力するのは絶対いやだと誰も思ってないのに、「努力するのはいやでしょ?」といわんばかりに、便利で個人主義な生活にもっていってしまって、<狼が来るよー!!>式に、突然停電だよー、おそろしいよ、と脅しているようなものだ。

大飯原発が再稼働すれば、なし崩しに、ほかの原発も動かすことになるでしょう。第一、(福島以外の)立地自治体からして、<原子力発電所がなくなった想定>に耐えられなくなる。天秤にかけ始める。声の大きい圧力派が勝つ。そう仕向けられている。


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