原発反対論者の多くは感情的? [原発]
6月14日(木)
数字の間違い
会報「視点197号」で、脱字(脱数字)がありました。原発周辺人口の記事で、半径10km圏内で第1位が東海原発2万4千、第2位が浜岡原発8万2千人 と記述されているのを配ってしまいました。
何人かからご指摘いただいたように、2万4千は間違いです。22万4千に訂正します。 記事を削ったり、付け足したりしているうちに消えてしまったようです。いつものことながら、すみません、不完全な会報で。
「まぁ、前後の文章からだいたいわかるけどね」といってくださった人もいます。本当に申し訳ありません。次号で、訂正と、お侘びします。
昨日もこの件で、メールをいただきました。わざわざ、「全国の原子力発電所周辺人口(2005年)」谷謙二研究室のサイトを見て確認してからのメールです。ありがとうございます。ご近所の、それもいつも応援してくださっている方です。
メールには、関連して以下のようなご意見も付け加えてくださいました。
「『原発廃止せよ』、誰でもが思っていることです。ただ、原発反対論者の多くは、感情的で、原発エネルギー消失によって生じるコスト高が引き起こす日本の経済力および国際競争力の低下と、それによってもたらされる一般生活への影響を解決できるような、代替エネルギーの具体的な案を熱心に考えている人が少ない。そこが問題だと思います」
そう、おっしゃるとおりだと思います。経済の停滞は心配です。「東電」ほか、電業連がこれから打ち出す電気料値上げに、企業の海外流出も当然増加するでしょう。
でも、経済の停滞が、原発を少なくしたから・・とすりかえられるのも心配です。
感情論の人は多くないと思います。言いようのない不安、どうなる感、は多くの人が持っているでしょう。しかし、これは感情論とは違う。
また、昨年から、小さい子どもをお持ちのお母さん達を中心に広がった危機感、それに拍車をかけるような人もいたかも知れない。でも、これも時間の経過の中で、自分の「やるべきこと」をまとめて行く結束した行動力と、情報集収力を培っていった、と思っています。
先の経済、生活を心配して、原発を維持しながら検討していきましょう、では具体的な(脱)原発にならない。「こうあるべき」を決めてかからないと、なし崩しにさせられそう。それを多くの国民は、感情的じゃなく受け止めていると思います。
私自身も、3大新聞に載らないような情報を提供したいと思って発信していますし、(脱)原発論者です。が、持論を押し付けようとは思っていません。それぞれの方が、考える判断材料になれば、と思っています。
突発的停電?
今朝の東京新聞26面<再稼働 野田演説の本質>で、
法政大学・田中優子教授「一番不自然だったのは、『計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起きれば…』という部分。突発的な停電なんてないのに。原稿を書いた官僚が「優秀なのは自分達だけ。それ以外の人は、この程度でだませる』と思ったんでしょうね」
政治家がもう、だまされているんだと思います。官僚が書いたものを鵜呑みにして、「なるほど、説得力ある」と。(いや、鵜呑みにしたいせっぱ詰まった状況なんでしょうが)
説得はもうたくさん。「フクシマ」を経験・体験した国民は、動物的勘で「おかしいよ!」と言っている。これは、感情論じゃーないと、私は思います。
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