講演会 in 越谷 [地域発]

9月11日(日)

子供たちを守りたい

新越谷・サンシティーホールで行われた「放射能から子供を守る」講演会に行きました。主催は「5年後10年後の子供たちが健やかに育つ会」で、越谷市、越谷教育委員会が後援という形体です。私は決まっていた用事を済ませてから行ったので、崎山比早子先生の話は途中からでした。

小ホールにたどり着くと、入り口付近でよちよち歩きのお子さんが2人、受付をやっている方もかなり若いお母さん。この講演会が、本当に若いお母さん達の運営なのが分かります。扉を開けて(途中なので)そっと入って空いている席に座る。450席の8割がた埋まっています。ほとんど若いお母さん、時々混じるお父さん。それに普段こういうところにはあまりいない小さな子供たち、赤ちゃんが時々ぐずる。

どこのテレビ局だろう、1チーム来ていた。講演をずっと撮っている。(講演が終わったあと、若いお母さん達にインタビューし、感想、意見などを収録していました。)

細胞分裂が活発な小さい子供、放射線はDNAを損傷する、低線量でも取り入れ続けると、子供の場合、確実に蓄積されていく。遺伝は、情報が錯綜し、心配なことばかり。

じゃー、何を気をつければいいの? 外で遊ばせていいの? 食べ物はだいじょうぶ? 自分達で判断できる情報を求めて、本当にあちこちで、若い親たちが立ち上がっている。

精力的に講演活動を続ける講師の先生

講師をしている崎山先生、おそらくお休みはないんじゃないだろうか。今日も10時から12時まで資料を使って、めいっぱいお話しておられました。

崎山先生を希望するグループがいくら熱いコールを送っても、先生は1人。全部の講演依頼にこたえられるはずがない。

そこで今、崎山先生は、所属している高木学校が事務局を受け持って、講演依頼の調整に応えています。崎山先生がダメな場合は、他の人を派遣してくれるということです。

高木学校

高木学校は、故高木仁三郎氏が、市民科学者を育てるために創った学校で、市民グループの学習会などに資料、専門家を派遣するなど、活動を支援しています。崎山先生も高木学校に所属している放射線被曝研究の第一人者で、5月には国会の委員会で意見陳述しています。高木学校には、放射線科学者(医学)のほか、食物の放射能、環境中の放射能についての講師など,今問題となってることに対応できる多くの所属科学者が所属しています。

こんなに若い人が集まる講演会は始めて

会場で、知り合いの越谷市議に会いました。「越谷には若いお母さんがいっぱいいるのねー」というと、「いやー、こういう年代の方がこんなに集まった講演会は、初めてじゃないかなー」と彼もびっくりしているようでした。「越谷市と越谷教育委員会が後援したのもよかったですね」というと、彼は「最初はそんなに盛り上がらなかったんですけど、若い親たちの熱心な運動で、議会で請願が通り、そのあと市や教育委員会が後援をすることになって、で、今日もこんなに集まったんです」と。うらやましい。

この流れは、NPO法人が「放射線被ばくから子供たちを守る」本を作り、話題を呼んでたちまち増刷になり、あちこちの団体が連携する、など広がりを見せています。

宮代でも少しずつ広がればいい。


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