事業仕分けに出されやすい事業 [事業仕分け]

9月2日(金)

長年事業仕分けを傍聴したり、実際に参加したりしていると、事業仕分けに出されやすい事業と言うものがあるのに気付く。

仕分けしやすい事業

「キッズISO」などは、仕分けやすい。だから、この事業をリーディング事業(目玉商品)にしている場合だったら、仕分けに出さないでしょう。

反対に、もう見直ししたい、だけど、<町の目玉事業>だと言う場合は、自治体はあえて出してくる。リーディングでやってきた以上、執行は見直しをかけにくい。

そこで、「外部の眼を入れる」、「公開の中の議論」、「そもそも論から(そもそも今必要か)」が原則の事業仕分けで仕分けてもらう。事業仕分けだと、〇1人にいくらかかるか、〇税金を使う事業として納税者への還元度は、〇ほかのもので代替、統一できる事業か、と言う視点だ。事業ありきではなく、「そもそも必要?」から入るので、「廃止を含めた見直し」から「現状でOK」まで5段階で仕分け人の意見がつく。外部の眼は、発想の転換に極めて有効であり、厳しい判定を受けることがある。

地域の実情、事業に先入観に持たない「外部の眼」が生きる仕分けのメリットはここである。もう見直しをかけたいと思い始めたものを、執行は「仕分けの結果」と言うことで、大手をふって見直しをかけることができる。

市民判定人の必要性

しかし、それが正解とは限らない。地域には地域の「こだわり」、「売り」がある。費用対効果だけでは割り切れない。そこで、地域の実情、歴史を知っている「市民判定人」も一緒に仕分けに参加する方式がここ2、3年増えている。「費用対効果」だけでは出せないオリジナルの狙いを知っているのは市民だから。

そういう意味で、キッズISOなどは、仕分けすると面白い。両面の意見がどう仕分けされるのか。

市民のこだわり(VS)外部の眼・発想の転換⇒眼からうろこ・・・。自治体の事業と言うのは、常にあたらしいアンテナを張っていなくてはならないと思う。どこも財政は厳しい。横並びを選ぶ余裕はない。他が「見習いたい」と思う事業を持ったが「勝ち」になる

ミヤシロと言う市民判定人は、絶滅危惧種にならないうちに培養しておかなければ。養殖じゃー意味ないけど。最近養殖しようとしている。


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