9月定例議会初日 [議会]

9月1日(木)

決算議会の初日、傍聴者は2.5人

今日は、9月議会の初日でした。22年度一般会計決算など、重要な議案が上程され、決算資料にしたがって詳しい説明がなされる。町のふところ状態がわかるというのに、あいかわらず傍聴者が少ない。

私と、いつも必ず傍聴するUさんだけでした。午後になってもう一人。それだけです。

だから、緊張感が無いと言うのではないのでしょうけど、ちょっとピリッとしない議会だった。昼食を食べたあとの午後の議会は、町の3役のうち2人がこっくり、こっくり始める。議員の方も・・・。眠気をこらえて午後の部の1時間目をこなす。そしてやっと午後1回目の休憩に。(フーッ)その場で突っ伏して眠りに入る議員もいる。

まぁ、学校の5時間目、6時間目を想像してください。眠くなるのは分かります。学校だと先生に注意されるけど、議場は自分のとなりでこっくりやっているのが視界に入っているはずなのに、突っつかれて起こされる人はいない。(他人は他人、自分は自分)

7人の議員でも「再開します!」

15分の休憩が終わって、午後の6時間目の授業。議場に戻る時間になっても、議員の半分の7人しか戻っていない。職員の方は席についてスタンバイしているのに。

と、議長、いきなり「再会します!」

 時間までに席についていない議員はほっておいて、さっさと再開することにした議長。職員に決算説明を再開させたのです。傍聴席のほうは待たされるよりそのほうがいいですよ、議長。多分傍聴者がもっと多かったら、時間も厳守されたんではないか…。

傍聴席から見下ろす限り、議長は一度も居眠りしなかったし、時間前に席に戻っているんだもの。「カーツッ」をいれたんでしょ。

 以前傍聴した春日部議会は、20分経過した頃もどる豪傑議員もいたけど。

そんな和気あいあいの宮代議会ですが、決算の数字は、かなり硬直したものを映し出しているし、22年度の事業に目立った業績は見つからない。

学校給食に使われる野菜は半減していた

決算書についている「施策に関する説明書」をみると、学校給食に使われた地場産野菜の量が載っていた。20、21、22年度で比べると、地名産米は23トン、24トン、25トンと増えているのに、野菜は21トン、17トン、9トンと、、、22年度は激減している。

昨年の夏は暑かったから生産力が低下した、と言うことらしいが、どうもそれだけではなさそう。生産者の方々の高齢化も要因の一つでしょう。

高齢になってきて、生産力が落ちているのは聞いていた。学校給食に使う野菜は「あたらしい村」との兼ね合いもある。「あたらしい村」を充実させようとすると、学校給食の方にますます回らなくなるのはわかります。

<農のあるまちづくり>も、このままじゃー、『看板に偽りあり』になっちゃいますよー。米のほうは「あたらしい村」が作業を受託して零細農家を支えていることもあって収穫は十分だ。でも、せっかくこれまで学校給食に取り入れてきた地場産野菜、なんとか「あたらしい村」にも、学校給食にもふんだんに出てこないかな。

米作りは、農家の跡取りが会社が休みのときがんばるけど、野菜つくりは完全に高齢者世代が担っている。生産力の先細りはもちろん想定内だった。(町内産が減っているのに給食費は増加している)

さて、どうする。私は、児童、生徒達が自分達で食べる野菜を作ったらどうかと思う。今までも、ほんの少しの学校農園はあった。そこで土に触れ、遊べた。でも、本物の農作業じゃなかった。給食のために収穫の目標量を作って、汗を流し、自分達の食べるものを自分達でつくる「食育」です。援農隊を駆り集めてサポートして、農家の人にもご指導いただいて。作ってもらったのを食べるのじゃなく、自ら作り、それを給食に使えてこそ、「食育」であり、「やったー!!」感があるのでは。もちろん、何種類もできないでしょう。それでもいいと思う。

こうなると、<農のあるまちづくり>をかかげる町の児童、生徒は「さすが、やることが違うなー」と他の自治体からイチモク置かれるかもよ。

「あたらしい村」の方は、生産集団「耕助」が集約農業で商品力をつけ、学校給食のほうは、教育現場で食糧を確保する、つまり2つの現場を作る、<農のあるまちづくり>は、たくさんの<仕掛け>が必要だと思うんです。

キッズISO

キッズISO事業は、こどもたちの環境意識を育て、家庭や地域のなかでもリーダーとして活躍できる子供たちが増えることで、とてもいいことだと思う。

だけど、ちょっと視点を変えてみると、毎年毎年1,325,000円くらいの事業費をかけるのに首をかしげる。例えば、小学校6年生が500人いて、事業費が132万円だとすると、ひとり2,640円になる? けっこうかかる事業ではないだろうか。これはタイトル代ということにならないか。

群馬県のある市(ISOを数種類噛み砕いて使っている)のISO担当課長が言っていた。「キッズISOは、事業費的に投資額が多い。(毎年の掛け捨て保険みたいな感じ?)太田市は市役所のISOシステムの中で小学生版を作ってやっている。」と。私もそう思う。使いようによっては「積み立て保険」になる。これまでの業績は素晴らしい。だけど、そろそろオリジナルで行く時期なのでは。(そう考えるの、わたしだけ?)


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