「玄海原発」は簡易テストで [原発]
7月9日(土)
折り合いの付け方
5日の参議院予算委員会で、突然、総理の口から出てきた「原発再開は、ストレステストを経てから」は、国会の混乱と、民主党のギクシャクをまた露呈しました。
すでに「再稼働を容認」すると、前々日に公表していた佐賀県玄海町は、「町の決断はなんだったの!?」ということになり、町、県ともに怒りをあらわにした。
その折り合いの付け方を民主党の<原発>3首脳(海江田、細野、枝野の各氏)が話し合って、「玄海町は、とりあえず、簡易テストをやって稼働再開」とし、週明けに総理の承認を得るのだといいます。
玄海町は、「それで行きます」と言う…
なんだかんだ言い分はあるし、それは大いに言いあったほうがいいと思うけど、結局玄海町は「それで行くしかない。苦渋の選択だ」と言うことになるのではないでしょうか。
町の予算の6割を占める<原発マネー>。ここでゴタゴタして稼動に持っていけなくなると、再来年の町予算が大幅に狂ってしまう。ていうか、現実は、予算が立たないと思う。
原発立地自治体の弱いところだと思います。稼働しなければ、かなりの歳入部分を占める固定資産税が入らない仕組みだと聞きました。歳入が減って、原発マネーで造った、豪華施設の維持管理費も出なくなってしまう。雇用もなくなってしまう(それは、あるのかな?)
<原発マネー>があるところは、人口1,800人の村でもやっていける。合併もしなかった。これまでの迷惑料を、いいところで広域にもっていかれる形になるので、むしろ<合併お断り>だった原発立地自治体。
ストレステストで、国会解散?
民主党、というより菅総理は、解散のタイミングを考えているだけだと言うのですが、本当でしょうか。もう、選挙区に帰って活動を始めた議員も多いらしい。
でも、このあいまいさが「お金のかかる選挙」に拍車をかけるのではないでしょうか。「解散の噂」から、本当の解散まで、時間がかかればかかるほど、お金がかかり、これに群がる人が多くなる。ひどい話だと思います。
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