「目をつぶって賛成」の23年度予算、金町浄水場から放射性ヨウ素検出 [災害]
3月24日(木)
水道水に210ベクレルの放射性ヨウ素
東京都は、23日午後、金町浄水場の水道水から1キロ当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。これをシーベルトに換算すると年間2400シーベルト、大人や子どもの健康に影響する数値ではない。
だけど、1歳未満の乳児の基準値の2倍強であり、乳児が続けて体に取り込めば甲状腺に影響が出る。都は23区と5市の対象地域の乳児がいる家庭に注意を呼びかけた。
5ヶ月の乳児に
長女のところは5ヶ月の子どもだ。「今日、東京都の浄水場で放射性ヨウ素が検出された。念のため、ミルクを溶くお湯はペットボトルの水を使った方がいいよ」と。すぐ職場から返信。「ホント!? わかった。そうする。」 10分後「私と夫で、2Lボトル2本買えたけど、もう買占めが起きてて買えない」
あ~、また買占めか。1歳未満だけ注意すればだいじょうぶなのに・・。私は「とりあえず、それだけあればだいじょうぶだよ。そのうち、落ち着くから」と返信した。
今朝のニュースで、東京都は1歳未満の赤ちゃんがいる家庭に、550mlのミネラルウォーターを3本ずつ配ることにした、と報道アリ。これだけで24万本だそうだ。被災地に送る分から東京都の8万人分の赤ちゃんに飲料水が分けられた感じだ。
早く、検出される水の濃度が低くなればいいが。
追記・・(13:30)今日になって埼玉県でも川口浄水場で基準を上回る放射性ヨウ素が検出されたと報道があった。
案の定、近くのスーパー「ライフ」では売り場からミネラルウォーターが消えた。
イトーヨーカ堂では、本日15時から「母子手帳」を提示して、1才未満とわかれば優先して販売するということになった。
〈目をつぶって賛成〉!?の23年度予算
昨日午後は、本会議傍聴。23年度予算は、反対討論1、賛成討論3で、可決された。ただ、討論の内容は失礼ながら当町の事業、予算を深く吟味した内容というより、〈未曾有の大震災の中、国から交付されることになっているお金が不安定になるだろう〉という心配含みのもの。「国がらみ予算が不透明ですが、目をつぶって」賛成、みたいなまことに〈変な〉ものだった。(実際、「目をつぶって賛成」と討論した議員がいた)
たしかに、23年度予算は22年度比約6億円増の90億円になった。が、膨らんだ部分は、「緊急雇用」などの交付金、補助金それに地方債などが含まれている。国庫金という空気を入れ膨らました予算ともいえる。もろ手をあげて賛成とはいえないのだろう。
婚活、婚活
委員長の審議報告は長かった。中でも「あたらしい村」に時間を割いた感がある。また、討論でも「あたらしい村」に特化してもの申す、だけど賛成討論というのもあった。
スポーツコンカツ、グリーンツーリズムコンカツなど、23年度目玉事業の一つが「婚活」事業の継続。新聞などに取り上げられやすいが、打ち上げているのは「イベント事業」の感がぬぐえない。「それ、いいんじゃない」という人もいるから、なんともいいにくいが・・・。
予算委員会の審議で、22年度「婚活」事業の成果は? の質問に「1回のイベントで3組くらいのカップルが出来た。中に一組婚約までいったようだ。でも、町外の参加が8割なので、当町のおめでた組にはまだならない」と答弁。町は「成果はともかく、交流人口を増やすのが目的」というのだが・・・。
休憩時間にした議員との立ち話では「こういうイベントには、とにかく職員ほか投入する人員が要る。その人件費を換算したら、イベント事業は費用(人的投入も含む)対効果が疑問だ」との意見でやや一致した。だけど、それもこれも含めて23年度予算は成立した。
ちなみに、「婚活事業」ですが、22年度は「子育て支援」=福祉課の所管だったが、今年度は「観光」の分野に所管を移して事業展開するということでした。
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