年金-マクロ経済スライドしなかった [国政]
3月10日(木)
桜の開花予報がまた遅れた。今日のニュースだと、東京の開花予想は、3月29日、すると埼玉は30日くらいか。肝心の「桜市」にも当方計画の「お花見会」にもタイミング的に合わない。望みは13日から始まる「あったか週間」のつぼみの「追い込み努力」にかかっています。
年金問題
昨日まで、年金のいわゆる「3号年金者の救済方法」には様々な問題があって、落着とは行かないようです。そんな中、「構想日本」(私も一応会員)が、毎週火曜日の夜開催している「社会保障」のリレートークが過熱しています。国会議員、シンクタンクのメンバーなどが大勢参加しています。これは、Ustreamで動画のライブ中継もされています。 (うちのPCは、Uチューブは見られるのに、Ustreamは見られないのです。どうして?)
2004年の「年金改正」が活かされていなかった
今週火曜日の『年金トーク』では、日本総研の西沢氏がプレゼンターでした。「2004年の年金改正で、所得代替率59.3%からスタートした公的年金は、2009年までにマクロ経済スライドで、代替率57.5%にまで給付水準を下げるはずだったが、現実には62.3%まで上がっていたのだといいます。
肝心カナメのマクロ経済スライドが作動しなかった。これにより年金給付が想定以上に膨らんでしまった、積立金のとりくずしが大きくなってしまった、のだと言います。
事実は以上のようであったのにもかかわらず、「与謝野会議」(社会保障改革に関する集中会議)で、内閣官房社会保障担当室長は「年金については、2004年の改正により、『マクロ経済スライド』制が導入されています。年金を支える被保険者数の減少、給付増につながる平均寿命の伸びを反映させる仕組みです」と発言し、「なるほど」とみんな納得しているのだそうです。
仕組みを作っても、うまく作動しないのでは、また、「何もしない」失われた5年間を作ってしまった。しかも、率が大きくなっている、対象が増えている、のもったいない使い方で積み立てを減らしてしまったのだという。・・・知らなかった。・・。 これは現政権だけでなく、自民党時代からです。政策は良かったのに、「政局」に対処していているうちに見落とされてしまったんでしょうか。
仕組みができて安心?
仕組みができたと安心させられちゃうのはほかにもいっぱいあります。今日の朝日新聞朝刊に載っている、県議会議員および県内市町村議員の報酬と、政務調査費の一覧表、「へーぇ、こんなに」とたまげている場合ではありません。
全面公開の仕組みができたと県議はこぞってチラシなどに書きますが、県議会の「政務調査費の使途全面公開」、現実は政務に差しさわりがある場合は非公開でよろしいという仕組みも作ってあり、「使途」が〈不透明〉の中、月50万円(月給92万7千円とは別)の調査費はほとんど満額、やすやすと使えているのです。 市町村議員のほうが、細かい所までチェックが 入り、透明性があります。
えらくなるほど、汗を流さないで、“名刺”で仕事をするような傾向があります。 だから現場を知らない。いつか、この実例をお伝えできれば・・・。
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