PPP研究成果報告会 [学習会]
2月2日(水)
東洋大学PPP研究成果報告会
2月1日pm6:30 大手町産経新聞社「産経プラザ」で開催された「東洋大学PPP研究センター」の2010年度成果発表会に参加しました。
「東洋大学PPP研究センター」は、昨年宮代町が老朽化した社会資本の研究を依頼した研究グループで(代表ー根本祐二教授)、その報告に注目が集まっています。今回の発表は盛りだくさんで、どの成果報告も興味深く、あっという間に時間が過ぎました。実際作業に中心的に関わった院生、修了生の報告というのが面白い。
以下、内容を書きます。
① PPP活動実績概要 根本祐二(教授)
② PPP国際活動計画 サム田淵(教授)
③ 兵庫県加西市の市役所業務の包括業務委託と競争的対話 中村(院生)
④ 神奈川県藤沢市公民連携事業家提案制度 宇治田(RP:リサーチパートナー)
⑤ 福岡県北九州市のPPP可能性調査 水嶋(院生)
⑥ 神奈川県三浦市のPPP可能性調査 長谷川(院生)
⑦ 埼玉県宮代町の社会資本老朽化試算手法 菅野(院生)
メモを紹介します。目的として、1、公共施設・インフラの更新コストを推計 2、市場から見た町の評価 3、更新コスト負担を軽減する策 を提言とした報告です。
特徴として、宮代町は、公共施設・インフラの投資額が約240億円と近隣と比べて高額と分析されている。今後50年かけて更新費用を投資していくとすると、累計は約652億円で、最近の普通建設事業費の1.6倍という数字になる。(会場内少々のざわめきあり)。
将来人口推計から見ても更新投資は思い切った政策が必要であった。社会分析として、1998年以降、マンション竣工なし、地価は安いが新規着工がない。理由の一つとして、少ない市街化区域が上げられる。
新築は多いが人口増にはならない。(従来の住民が移動を含めた地域内新築が多いのでは) 今まで触れ得なかった点をあぶりだした内容として、私は十分に評価している「PPP」です。
⑧ 人口分析から地域の特徴を抽出する地域プロファイリング手法 藤木(RP)
⑨ 米国47州のTIF制度研究と日本への導入の可能性 蔵田(RP)
〇 アジアの各国別PPP制度比較
〇質疑
というものでした。
名刺交換
質疑の時間はなく、「1人だけ受けます」という根本教授の声にみんな遠慮しているようデス。いや、何人かの質問で時間が過ぎるよりは、こんな場合、名刺交換で直接、面識・交流を持ったほうが手っ取り早いのは共通。
私も、友人(女性の市議)も、早速名刺を持ってお目当ての報告者のもとへ直行。私は当然、最初のコンタクトは「宮代町の老朽化施設」試算を手がけた菅野氏。
帰り道、友人と「内容が濃かったねー。面白かった」と成果をお互い喜んだのでした。行政手法は日進月歩スピーディーに進んでいるのを実感しました。
※ 私は余裕を持って出かけたので、6時10分に到着。会場はまだ3分の1ほどしか席が埋まっていなかった。少々遠慮して前から2番目の席を取り、後から合流する友人を待っていました。その後どんどん埋まっていき、300席以上は入れる会場は満タン。
※ 宮代町から誰も来ていないのかなと思い、資料を余分にもらってきたが、翌日Iさんが行っていたと知りました。
長年の学習会人生で?席は遠慮せず一番前をキープすべきを心がけています。昨日はその後でっかい男の人が前の空いた席に陣取り、少々プロジェクター画面が見えにくくなりましたから。でも、報告者の熱意まで伝わってくるのは至近席の特権。
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