マニフェストを踏みにじった「八ッ場ダム」対応 [国政]

八ッ場ダム中止前提を撤回

これまで「ダム計画」の計算値の根拠などに、見直しを含めた柔軟で積極的な検討を示してきた馬淵国交相が、土曜日、突然信じられない発言をした。

「私は、大臣としていっさい、【中止の方向性】という言葉には言及しない」と。最大流水量の計算値など河野太郎氏が提供した資料に基づき、プレスを前にしても、これまでの【計画】の説得性に疑問を投じてきた馬淵大臣なのに、現地に行って現地の人と会い、6都県知事の反発にあったら、中止か建設継承かは来年秋まで示さない、と態度が変わったのであります。

しかし、現場に行ってみた人は、容易に事情を察知できます。ダムそのものは建設に着手していません。しかし付設工事(公共事業)は、日々休むことなく進められているのです。

来年秋に再び検証が始まったときには、付設工事がさらに進み、「ダム計画」の中に占める残留工事の割合は確実に減っているのです。そして、「これだけ進んでいるのだから」となるのです。

民主党は、マニフェストの中で、「公共工事のムダ」を検証し、無駄を省くと高々と掲げた。

「コンクリートから人へ」は、「最大の売り」ではなかったか。ドブに捨てたのも同じだ。

今までかけたお金を考えると、とても撤退できない、全国のあらゆる地方公共団体はこういう。「八ッ場」は旗印だった。ダムの下流の6県をはじめ、地方公共団体の言うことを聞いていたら、もう全国のダム計画もなし崩しになっていくのだろうか。


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