図書館の運営指標・・富士河口湖町立図書館 [図書館]

9月4日(土)

9月議会で議決予定

9月定例議会中です。今議会で、「都市計画税」「図書館の指定管理者(の指定)」が審議され、決議されます。もう、議会の結果を待つだけですが、どうなるんでしょう。

ところで、所属する「自治体議員政策情報センター」のMLに、興味深い取り組みが紹介されていたので、紹介します。

「富士河口湖町立図書館」の運営指標

富士河口湖町の図書館は、考察のもとになる<図書館データ>を公表しています。

 指標                       指標算出の根拠(計算式)

町民実質登録率(利用率)   43.2%     全登録者数(12,248人)      町内登録者数10460人÷人口24,172=43.2

町民1人当たりの貸し出し点数 9.0点       総貸し出し点数219,186点 町内 貸し出し数202,003  町内貸し出し点数÷人口=9.0

登録者1人当たりの貸し出し点数 20.9点     貸し出し点数÷登録者=20.9

回転率 1.6回                      貸し出し点数÷蔵書点数=20.9

町民1人当たりの蔵書点数 5.6点         蔵書点数÷人口=5.6

町民1人当たりの図書購入 393.1円        図書購入費÷人口=393.1

行政効果 7.5倍                     購入資料平均単価×貸し出し点数÷経常経費総額(1,600円×219,186点÷46,499千円)=7.5  

町民への実質行政効果 6.9倍            購入資料平均単価×(町内)貸し出し点数÷経常経費総額(1,600×202,003点÷46,499千円)=6.9

実質実績  350,697千円               購入資料平均単価×貸し出し点数  (1,600×219,186点)=350,697千円

町民への実質貸し出し実績 323,204千円     購入資料平均単価×(町内)貸し出し点数  (1,600×202,003点)=323,204千円

1人当たりの経常費  1924.1円           図書館費÷人口 (46,499千円÷4,172)=1924.1円

町民1人当たりの貸し出し実績 14,508円     貸し出し実績÷人口 (350,697千円÷24,172

登録者1人当たりの貸し出し実績 28,633円     貸し出し実績÷登録者 (350,697÷12,248)=28,633

貸し出し実績に対する図書館費の効果 11.4倍    貸し出し実績÷図書館費 (350,697千円÷46,499千円)

上記の数字から「実質行政効果」

図書館運営のために、住民はひとり当たり1,924円を支出しています。(うち、393円が資料費で、残りがその他運営費用)です。

今年度の貸し出し点数から計算すると、富士河口湖町民は、ひとり当たりに換算すると、14,508円の利益を得たことになり、図書館の町民への実質行政効果は11.4倍になります。

図書館効果の「見える化」は、なかなか大変です。富士河口湖町のデータ公表は、一つのヒントに過ぎませんが、参考になります。


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