条例改正可決時と違う? 図書館の削減額 [指定管理者制度]

削減効果

今日の全員協議会での質疑。図書館の【指定管理者】移行にむけて、3月定例会では条例の改正がすでに通過しています。つまり、町直営から民間を含めた指定管理者に管理運営を委託することが出来る等を条例で明確化、実施に向けて作業は進んでいる。

3月定例議会の時、町執行部からは、指定管理者制度の活用で、経費が約2500万円削減できるとの説明があった。内容は、主に人件費の削減ですが・・。その内容を含めて、議会では賛成多数で議案は可決しました。

ところが、「指定管理者」募集の段になって・・・

条例が通って、いよいよ「指定管理者」の選定、9月議会で議決、と秒読み作業に入ったところで、今日のやり取りは足踏み・・・。  

上限は8750万円

指定管理者に提示する委託料は、上限8750万円で考えているといいます。町は、望むべき図書館の姿を盛り込んだ「宮代町図書館ビジョン」、募集要項、仕様書の3点セットなどを示します。これをうけて、指定管理者候補は、企画書などを提出、応募が出そろったところで選考会にかかります。選定された指定管理者候補団体は、9月議会で議決され、23年4月施行という運びです。

町職員と、オフィスサポーターによる業務運営とくらべて、指定管理者なら契約社員350万円×5人プラス館長で、人件費などで1200万円削減できる、しかも、年間1150万円ほどの図書購入費でも、20%購入図書が増える、というメリットが説明されました。

削減効果が半分になっている

「指定管理者」の選考に当たっての、今日の説明において、、削減効果を1200万円ほどとしたことで、議員側から「あれっ?」と、質問が出ました。3月議会での条例改正の議案では2550万円の削減といったじゃーないか、しかも、とりあえずの削減効果は、いまのところ、その半分の600万円との表現になっている。

3月の条例案のとき、削減効果を約2500万円と言ったのは嘘なのか、数字が違う、と議会がこだわった。 条例案が通ってしまえば、数字が変わってもいいのか、「議会を馬鹿にしていないか」、「住民をだましていないか」、という声まであった。

執行側は、「数字の積算根拠はしっかりしている。3月議会での数字と切り口が違うだけだ。あとで詳細な資料を出す」と言っていますが、(もう、指定管理者選考という最終段階だ)、議会は「待った!」をかけるのか? 

残すは9月議会での「指定管理者」の議決。選考されて出てきた「指定管理者」候補を、(ここまできちゃったからには、賛成するしか・・・)と決定になるのか。削減効果などに不透明部分があっても、<振り出しに戻すのは忍びない>と判断しては意味がない。誰がどんな論拠をもって賛成するのか、反対するのか、議会の仕事ぶりを見ることにしよう。

2年前、一度は議会で否決された宮代町立図書館の「指定管理者」問題。執行側は、何が何でもと、手を変え、日時を変え、波状攻撃でここまでこぎつけた。住民意識と乖離していたら議会の役目は果たせない、のですが・・・。

議会は承認するのか

さて、最後の最後、(95%という段階)で、議会はどのように<意思決定>するのか注目したい。


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