<サーマルリサイクル>は、言葉の誤り [ごみ行政]

4月13日(火)

リサイクルというのなら

行政、企業は、これまで燃やして熱・電力、燃えカスを溶融してスラグにする処理を、「サーマルリサイクル」と言ってきたが、そもそも誤りだと、「23区廃プラ焼却シンポジューム」で報告がありました。

東京23区の「23区廃プラ焼却の今後」で、「循環資源研究所」の村田徳治氏は「リサイクルであれば、<リサイクル率>が示されるべきだがそれはない。あれも出来る、これも出来るだけだ。誤った和製英語の典型」といいます。

「本来は、『サーマルリカバリー』と呼ばれるもので、ドイツなどでは、熱回収率が75パーセント以上でなければならない。日本では、電力などいくらで売れた、だけである。 本来、単位ごみ量あたりに換算した電力のデータであるべき。

廃プラを燃やすと、塩ビ、臭素系難燃剤、プラの添加物からの有害物質が出るのはもちろんだが、レアメタルは、失ってしまう。ばらばらでわけのわからない資源化をやっている。こうした状況では一体何をしているのか不信になる。サーマルリサイクル以前の問題だ」

「東埼玉資源化センター」

越谷地区5市1町「東埼玉資源化センター」では、あの800トンの巨大焼却炉では足りなくて、越谷レイクタウンの近くに、もう一つ、なんと700トン炉を建設する計画があるのだそうです。

ごみが多すぎて、処理量が大幅に増えたわけではない。それどころか、建設して4年目、阪神淡路大震災で出た、倒壊家屋の廃材の焼却を引き受けるくらい、焼却ごみが足らなかったこともある。最初は、新聞紙、ペットボトルなどすべて燃やせるごみで処理できました。「何でも燃やしてリサイクル」方式は、5市1町(越谷、草加、吉川、三郷、八潮、松伏町)85万人のごみを受け持つため、焼却炉は800トン必要だった?

この中間ごみ処理施設は、燃やした焼却残渣を溶融炉で溶かして、そのスラグは道路などの路盤剤として使うということだったが、<JIS>も取れないものは、<出口>がなく積まれたままなのです。電力も、費用対効果を考えたら、たいした売却額ではない。

久喜・宮代衛生組合議会などと比べたら、とんでもない高額な報酬が、それも短時間の議会開催で支払われる「東埼玉資源化」一部事務組合議会で、十分論議、研究されたものとも思えない。

よそごとながら、気にはなります。


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