道路はオーダーメイド [学習会]

4月11日(日)

道路舗装に関する勉強会  和光市サンアゼリア

4月9日、和光市の市議を中心とした「研究グループ」のお誘いを受けて、「道路舗装」に関する勉強会に参加しました。課題として「限られた財源でいかに健全に道路を維持管理していくか」。

まず、認識すべきこととして、〇幹線道路と、生活道路では役割が異なる。 〇市町村道は、市民の共有財産として広く活用すべき。 〇道路管理者の責任は大きい。権限は道路法に定められている。瑕疵が生じた場合は国家賠償法。地方分権の時代にあり、地方道の管理に大いなる責任を持って管理していくべき。

道路の維持修繕のために

幹線道路の苦情の最たるものは、振動。地域生活道路の苦情で多いのは、段差、穴ぼこ

〇日常の維持

ある程度は目視と経験で診断できる。巡回パトロールを行い、診断応急措置をする。巡回パトロールを担ってもらう人、つまり主治医になりえるのは、地域の住民、道路管理の経験者、郵便配達員、宅配業者、タクシー運転手など。こういった方々の報告、意見を大事にする。中期(3年サイクル)くらいの計画を策定。調査結果は、必ず、データベース化する⇒優先度を決める

〇道路管理に必要な技術力

予算額でなく、日常の手当てでしのいでいく方法もある。効率的な維持管理を行っていくためには技術力が必要。かつては、専業職員が、設計、監督。現在は、委託が主で、職員は積算業務が中心。若い人材は、計画・新設部門に流れている。

道路はオーダーメイド

しかし、道路は、均一な条件はない。舗装は、工場製品ではない。診断は町医者のように、個別その道路にあった管理、維持の方法でしなければならない。                                   車両によって耐久年数が違う。たとえば、大型1台の過量は、なんと普通車10000台と同じです。

経験的には、アスファルト道路舗装は10年、コンクリート舗装は20年、これは寿命ではなく、「舗装の設計機関」という。現状では、寿命は、我慢の度合い?(道路法42条には、健全な状態に保つこと、とある)

ここでも、地域将来計画がヒント

これまでは建設費にいくらかかったか、だった。これからはいくらかかるか、どうすれば延命措置できるだろうか。

地域のことは地域で考えよう・・・「地域計画」「地域将来計画」が、ここでも重要。地域の計画に行政が協力する形で、相互の努力をするだけでも違う。


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