日本全国ご近所大作戦=「茨城空港」 [地域発]

百里飛行場があるから

1993年、百里基地がある旧小川町(現-小美玉市)は、茨城県に対して「百里基地民間共用化を軸とした小川町の活性化に関する要望書」を提出し、この要望を受け、県が「共用化可能性調査」を実施したのが、茨城空港の事実上のスタートだそうです。百里基地があるから、何とかこれを利用したいという地元の作戦でした。

2000年には民間共用化事業として、事業化が始まり、2008年旅客ターミナル建設が始まったそうです。全国にある第3種空港を含めた国内98番目の空港の誕生です。

空港建設費は、普通国が55%・県が45%か、国が3分の2・県が3分の1の負担となっているそうですが、自衛隊との共用ということで、総事業費540億円(そのうち、空港本体は220億円で、用地買収などほかにかかる)ですが、県の負担は低く抑えられているということです。

国土交通省の、最初の試算では需要予測年間81万人だということでしたが、すぐ69万人と下方修正されました。その後、国内の就航予定路線からの計算で、搭乗率100%でも25万人と、さらに下方修正されています。

ですが、昨日のニュースでは、1日ソウル便1本、4月から国内線1社が決まっているだけということで、さらに搭乗人数は減るだろうといわれています。

「日本全国ご近所大作戦

空港利用促進協議会の宣伝看板が表記のものです。誰が飛行機を使って、ご近所に行くように茨城に行くのか? 土浦から50分、上野から2時間、石岡駅から10kmもかかるんですよ。

廃止された鹿島鉄道なら、小川町から近いそうですが、みんなの足の鉄道は廃止になって、本当に必要かどうかわからない空港をなにが何でも作りたい、よくわからないですね。

作ってしまってから考えよう、というあいまいさがアリアリです。空港内のテナントもぜんぜん出店者が出ないそうです。


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