チリ地震対応で二転三転 石巻市 & 職級見直し撤回 [防災]
チリ地震
チリで起きた地震に伴う津波は、はるか離れた日本にも多大な影響をもたらしました。
大警報、警報、注意報が、断続的に出されましたが、この情報に従って非難した人は6%ほどだったとか。
気象庁は、過剰警戒だったと反省しています。 そんな中、宮城県石巻市の避難場所ではこんなことがあったそうです。ある小学校は避難場所に指定されていました。そこに避難した住民達に、今度は「この小学校は海まで500m、津波の大きさによっては危険地域になる、内陸の小学校に移動します」 ということで「やれやれ」と思っている避難民を4kmも再移動させたのだそうです。ご多分に漏れず、高齢者が多い町内会では、車などに分乗しての大移動に、体調を崩す人も出、本当にしんどい思いをした、と不満が続出したということです。
小学校の校舎は、耐震補強した4階建て校舎、津波が来ても問題なかった、という見解が後になって出されたのだとか。
職級見直し撤回
その同じ石巻市のことです。3月1日、市長は、新年度に実施する組織機構改革で、合併した6総合支所長を部長級から次長級に見直す方針を示していましたが、これを撤回し、現状どおり部長級にすることを市議会2月定例会本会議で明らかにしました。
部長級に戻した理由は、旧6町の「発言力の低下」と、誤解され、地域住民に不安を与えることを懸念したのだそうです。
議会全員協議会では、「唐突だ」との意見があったそうですが、合併前旧6町に設置した総合支所の役割が減り、徐々に本庁に機能が移るのではないかとの、不安不満には慎重に対処したということなのでしょう。
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