人事議案への質問、討論 [議会]

「教えてメール」

議会前の一時期、メーリングリスト上には、所属している政策団体のメンバーからの「提案メール」、「教えてメール」がいろいろ出てきます。

いくつか所属していますので、まったく関係ない地域のまったく縁のない議案もありますが、ほとんどは、共通情報として持っておく必要があるものです。

昨日は、埼玉県近隣の市民・議員が集まるネットワークメンバーから、以下のような「教えてメール」が出ました。

「〇〇市議会です。皆さんの議会では、人事案件について、総括質疑、討論など出来ますか。当〇〇議会では、これまで委員会付託こそしませんが、質問、討論ができました。ところが今回、議運で、これらが出来なくなる旨、決まりました。」

というものでした。早速あちらこちらから、応答がありました。   春日部市議会では、委員会付託なし、本会議での質問、討論OK、越谷市議会なども同様でした。                       久喜市議会では、あらら、質問、討論不可でした。

私も、ML上に応答しました。宮代議会では、質問、討論可です。人事案件で出てきた<その人>のことを云々するのではありません。町内に人材があまたいる中で、どのようにして決めたか、町内の人材をどうやって発掘、活用していくのか、等です。

これらの質問は、きわめて妥当であり、執行側の答弁もあります。今後は人事こそ、透明性を増さなければならないというのは執行、議会双方受け入れるべき分野です。

かつては、質問などできない聖域(というとかっこいいけど)、触れてはいけない所でした。私など、質問しようとしたら、「とんでもない」、「人事に口出しちゃーダメだよ」と常識知らず扱いをされました。                                     ところが、ほどなく世の中の流れが、そうではなくなってきました。透明性を確保するのは当たり前、質問、討論(さすがに反対討論はあまり聞いたことがありませんが)も当たり前、これが自然になってきたのです。

それでも、人事はトップの握っている最大の権力に違いないのですが・・。                                          ある首長「△△議員には、大変お世話になっています。実は〇〇協議会に空きが出来たんですが、誰か紹介していただきたい」と。△△議員は、自分の支持者を送り込むわけです。で、支持者には、自分の力を誇示し、「〇〇協議会に入れておいてあげたからね」と、恩を売るわけです。                        協議会、審議会などで一度大物扱いされた住民は、どうしてもその席を手放したくなくなる・・・。                         だから、人事は出来るだけ短期で入れ替わるほうがいいと思うのです。

人事議案を質問するこちらとしても、出てきた人事の当事者にどうこう言うのはタブーでしょう。しかし、どのように決まっていくのか、また、町は人材活用を謳っているのに、どうして何期も同じ人がやるのか、町の姿勢を正すことは、開かれた議会として当然だと思います。

私たちのように、県内組織、全国組織いくつかに所属している議員、市民が「それ、おかしいよ」ということが、広い意味のブーイングとなって、旧態依然としている議会を目覚めさせることにつながると思っています。

早速、〇〇議会への「それ、おかしいよ」が集まり始めています。


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