全員協議会で「白紙に戻った」と、宮代町長 [合併問題]

口頭で説明
昨日(21日)午後、宮代町議会は、「全員協議会」を開催し、「住民投票」後の杉戸町からの文章、宮代町の考えを口頭で示しました。

配布されたのは、前日杉戸町からもたらされた
 ①「杉戸町が春日部市および宮代町と合併する事の是非に関する住民投票」の結果について
 ②住民投票の結果に伴う杉戸町長のコメントについて(記者発表用)
病気療養中の杉戸町長が「投票の結果は町民の審判であり、真摯に受け止める。(住民投票)条例に基づき、遵守する。1市2町合併研究会からの脱会を申し入れる」
という、2枚のコピーで、宮代町の「文章」はありませんでした。

宮代町長は口頭で
合併問題が主の全員協議会でしたが、これについては口頭で榊原町長が挨拶形式で紙に書いたものを読み上げ、それは配布されるための文章ではないと言うことでした。
レジュメの、その他の協議事項については
〇町営駐輪場の整備
〇介護保険料の所得段階表示の変更
〇インフルエンザ
の件についての説明で、紙ベースの資料がありました。

なぜ、口頭なのかは、「とりあえず議員に説明する、この後とりあえず春日部市に赴き、口頭で挨拶(お詫び?)し、文章は後で。」
という具合に「とりあえず」なのでありました。
宮代(榊原町長)流の仁義の尽くし方というのでしょうか。

町長の話を内容をまとめると
「住民意向調査を一昨年やった。その後、この結果で、「1市2町の合併推進」の請願が出され、議会で可決した。
 議会の議決を持って「1市2町の合併」を春日部市、杉戸町に持ちかけた。
申し入れをしたが、いっさいコンタクトを取らなかった。議員の誰とも電話で話した事もない。待った。
 杉戸町の結果で白紙に戻った事になる。新法期限内合併は難しくなった」
以上が榊原町長発言の要旨だと思います。

「全員協議会」の後、町長、副町長、正副議長の4人で、春日部市に出かけたはずです。(副議長は「全員協議会」欠席でしたが、同行できたのでしょうか)

2元代表制の捉え方
「議会に投げたんじゃないですよ。2元代表制ですから,
議会の決定で後押しを受けた形にした」と言う町長に、私は
「2元代表制と言うが、国会と地方議会は、憲法でもその役割の違いを謳っている。
(国会は代表規定のある国民の代表が2元の一方として任されているが)地方議会は、代表規定なし、執行と議会と住民の緊張関係の中で、3者間の議論を経て決めるのが本旨」と、あえて言いました。
本議会でないあのような場所ですから、答弁は要求せず「要望です」に、しました。

どの町の首長も大変な時期に「トップ」をやっています。ご苦労が多いと思いますが、「私でなくては出来ない事」と、望んで任務に就いたわけですから、がんばっていただきたい。

6月議会では、いろいろな立場の人が一般質問で、町長の考えをただすと思われます。もちろん、この秋の町長選挙を意識して、「続投」する気なのかどうかにも質問があつまるでしょう。


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