かみ合わない論議-請願審議 [議会]

「住民投票を求める」請願-総務委員会で審議⇒採決
昨日3月9日、宮代町議会総務委員会は、今定例会に提出された「1市2町の合併に関する住民投票の実施を求める請願」について、審議、討論、採決を行いました。

傍聴席は30席くらい用意していただいたと思うんですが、おおむね7割くらいは埋まっていたと思います。

私が所属する「総務委員会」は委員長を除いて委員は5人。この請願には賛同議員としてこのうち3人が名を連ねています。

S(保守系)さんが一方的に用意した質問をし、もう一人のSさん(公明党)がたまに口を開く、という運びになりました。賛同委員3人は、個々に答えたり、答えようがない時には黙ったり…。

Sさんの世界にはかみ合わない
 以前ブログに書いたことがありますが、S議員の「自分の世界」にはホトホト閉口します。委員会、議会で訴えるというより、昨日も傍聴に来ていた支援団体に、「このように一生懸命やってます!」とアピールしているようで、まったくかみ合わない。

Sさんも「かみ合わない」と憤慨してたけど、かみ合わなくしているのは、Sさんなんだと思います。
まじめ、いっぱいいっぱいの姿に敬意を表しますが、9月議会の終わりに決議した時の「1市2町合併推進」の時の原稿そのままに、春日部の優位性を訴え、住民投票はとんでもないと、顔色を変えて主張する。反論しようものならムキになる。
ほんと、参りました。
やっぱり、支援団体に”働いている姿を”アピールしているんでしょうか、やりにくい。

「あなたたちは、安易に最高議決機関の議員の責務を放棄するのか」と来た。
「代表民主主義、間接民主主義とはどういうことですか?」とも続ける。

Sさん、そうじゃないですよ。最高意思決定機関として、その権能を十分に全うするために、住民の意思を反映する機関にしたいんです。

Sさん、宮代町は、「住民参画」「住民が主役」というまちづくりをしてきたのです。
その町が、実は、住民をあてにしたくない、住民の意見を危なくって使えない、と回避する方向しか示さない。これは多くの住民にとって、納得できないことだと思います。

Sさんの言う、数字、将来予測で示す「春日部」の素晴らしさは、その通りかもしれませんが、数字、指数などは切り口が違えば、まったく違う側面を映し出すわけです。

同じ資料を何回も使えないですよ。

引き算の論理が生むのは焦燥感ばかり
財政調整基金がこのままでは2年後になくなる。住民は路頭に迷う?
たしかに執行は、Sさんの質問に、そう答弁しました。
単純に引き算ばかりやってたら、かならずゼロになります。
でも行政(まつりごと)は引き算ばかりじゃ動かないです。

その点、推進派がめざす春日部市はフレキシブルだ。しぶとい。
H18年3月、19年度予算の「財政調整基金」は、残高86万円を示したが、「ナンダ、これは」と指摘した議員はいたが、青くなった議員はいなかったらしいです。
で、19年度決算では、財政調整基金は86万円より増えていましたから、引き算だけじゃない「やりくり」があるわけですね。

宮代町で「財政調整基金」残が86万円になったら、Sさんは、青くなるでしょうね。
どうですか。

質問の仕方にもよりますが、引き算だけじゃ、思考力は止まります。
「春日部市との1市2町合併が大事なのか」、「期限内合併が大事なのか」と聞いたら「期限内合併が大事だ」と答えた。
これは「事業費がこれだけ使える」と、宮代が主張する事業の積算額をアピールするSさんの言い分に合致している。しかし、町長の答弁も「あり」なのだとおっしゃる。

いずれにしても「住民投票」は、「まちづくり基本条例」のなかで、常設にしなかったから出来ないという論理は、かたや、請求権を持つ住民には伝わりにくい。

決まったら、春日部でもいいですよ。
みんなが参加して決めることが「納得する唯一の手法」なんですよ。

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