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「ホタルの夕べ」に向けて養殖 [農のあるまちづくり]

5月18日(土)

「タニシ、どうするんですか」

和戸地域で配布中、あるお宅の前で。タニシをきれいな水ですすいでいる方発見。発泡スチロールの箱もきれいに洗って、中に仕切りをつけている。

私「このタニシ、どうするんですか」

70代の男性「これね、ホタルの幼虫のえさなの」「6月29日、30日に≪ホタルの夕べ≫鑑賞会、やるでしょ。今さなぎになっているのもいるよ。」「この箱、ホタルの幼虫のすみかなの。深い方に水をはって片方の浅い方にはミズゴケ、幼虫はさなぎになるとき、自分で登ってミズゴケのほうに入るんだよ」「幼虫も大小たくさんいるよ。見ますか」

私「えーっ、いいんですか!」 というわけで、その方の家の玄関に。

たくさんの発泡スチロールが。酸素のボンベが付いている箱には3センチほどの幼虫がいっぱい。箱(発泡スチロールの)それぞれに、日付が付いている。「このミズゴケの中に1,000匹はいるよ。6月29日に『新しい村』でやる≪ホタルの夕べ≫のために、いま一生懸命で育てているんだよ」

幻想の世界に

私「あ~、去年もすごく人が来ましたね。近隣の町からもネ」 里親さん「そう、地元よりよその町からのほうがずっと多かったよ」

そうでした。電車に乗ってたくさんの人が夜の「新しい村」にいらっしゃいました。ほたるフィーバーでした。環境担当室、安心安全室が総出で交通整理などにあたっていました。

新しい村を幻想の世界にするホタル、1,000や2,000のホタルでは足りません。この方のように何千匹も育てている「ホタルの里親」さんたちがいてこそできる事業です。

「このくらいの大きさになると、夜うっすら光るようになるんだよ。さなぎでも光る」

「そうですか~、楽しみですね」お話を聞きながら、早くも思いは≪ホタルの夕べ≫へ。

源氏物語の「蛍」の巻が浮かんできます。あやしく光り乱舞するホタルたちに、身を焦がす平安の貴公子たちが・・・。

夏の始まりを楽しむ親子連れやカップルがたくさん来てくださるでしょう。

それにしても、こういう方々の地道な活動があってのイベントです。お世話様です。里親さんたち。


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