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パートさんが社長? [農のあるまちづくり]

10月21日(水)

昨日、午後4時半から始まった議会「全員協議会」は7時に終わった。

ほとんどのやり取りは、3、(株)新しい村の社長人事。に、ついて

質問には、すべて町長が答えた。

7月に入ったパート従業員が社長!?

「10月13日の株主総会で、立石氏が社長に就任しました」という報告。

そこから、次々に出される質問に、ほとんど町長が答える。それは、そうでしょう。2年前の社長人事から、どっぷりとつかりこんでしまった宮代町町長。町長しか時系列で答えられる人はいないのだから。

2013年3月に1人目の代表取締役に生産者の中野氏を起用して以来、元町長の榊原氏、元町議で生産者の木村氏と短期間で代わり、辞任するたびに社長ポストの空いた椅子を埋めるために奔走した宮代町町長。

7月にまたトラブルがあって木村社長がやめた。町長は「私が社長を兼任する」と、全員協議会で発表した。「私は、指定する機関の長(町長)が、指定される団体の長を兼ねるのは、指定管理者制度から言っておかしい」といった。

この時、行政側は「法的、しくみ的に間違ってはいない」とはねつけた。しかし、直後から社長さがしを始めたらしいという情報。(議会には、「私が社長兼任」と報告したまま)

ここ1か月半というのは、新しい村の中で繰り広げられる、〈人事のごたごた〉の話ばかり。町長が新しい村という現場に出向いていくたびに、現場は動揺し、どこからともなく現状報告が漏れてくる、状態だった。

現場のごたごたの中、来年からの指定管理者の募集が始まり、応募締切の9月4日、(株)新しい村は、申請書が不備で応募できなかった。(幸い、1社が応募し、その選考、審査が進行中である)これまで、≪新しい村≫の指定管理は、(株)新しい村の特命指定で、1社独占だった。が、今回から一般競争入札という方法を取り、民間団体が名乗り出ている。

噂ばかりが広まる中で、議会への正式の報告はない中、やっと、昨日、「全員協議会」での報告となったわけです。12月議会までひっぱれない、と思ったのでしょう。

「時間給850円の人が社長になります」

噂されていた人事は、本当だった。町長がいう新しい社長は、7月に突然雇用された66歳のパート従業員。これで、この2年間、4人目の社長が決まった。

 この人、社長見習い中という(ふれこみ)で2年前から部長をやっていた塩沢さんの元上司だそうな。立石さんというこの社長、7月中旬からパートで雇用されたひとだ。時給850円。

 どういう経緯で、このパートさんがやってきたのか、いろいろ疑問はあるのですが、この2人、(8月22日に辞任した)社長の木村氏とトラブっていた。木村社長は、某Mスーパー出身組2人を「戦力にならない」「人件費を削りたい」と解雇した。

解雇にびっくりした町長が「解雇してはダメ」といい、今度は木村社長が「それなら俺がやめる」ということになった。 

 木村社長が8月22日辞任してからは、この2人が職場に復帰している。(手続き上は、解雇のまま)

宮代町長が昨日、言うには「新社長の立石氏は、経験、実力ともに申し分なく社長にふさわしい人」ということだ。これまで社長候補として働いていた塩沢氏は、そのまま部長にとどまるそうだ。その理由を、宮代町長は「指定管理の申請書が不備で出せなかった責任を取って社長にはならない、と本人が言ったから」という。

ここまで、ごちゃごちゃになっているんだから、当然「全員協議会」は質問のアラシ。

いっぱいありすぎて、何から書いていいかわからないので、今日は、給料のことを書きます。

加納の質問「時給850円の新社長は月給いくら?、元社長候補の塩沢氏はいくらなのか」 町長「新社長の立石氏は月給20万円で、塩沢氏はこれまで35万円のところ、申請書問題などの責任を取って、28万円に減給した」

加納「(あたらしい村という町の政策を実現する現場の)社長としてはかなり低いハードルだ。これまですべて、社長人事に中心的に町長がかかわっていたのは、先ほど町長が自らした長い、時系列の説明で分かった。塩沢さん、立石さんは、当時の木村社長の時、解雇された人だ。それは今も解かれていないのでは? 解雇された2人に給料が発生しているのか?」

町長「解雇の件はそうだが、従業員であり、取締役という役員だった。従業員としては解雇されたが、役員としての立場は生きている。給料は、いくらが役員報酬で、いくらが従業員としての報酬という線引きはなかった。コミコミでこの給料だったから、給料はずっと払っていた」

えーっ、何それ!? 全員協議会会場は、失笑とため息に包まれていた。

まだまだ、中途半端なご報告ですが、もうやめます。あとからあとから、疑惑と疑問がわいてきて、ちっともすっきりしない「全協」だった。これは出席した全部の議員が感じたことでしょう。

顧問(町長)の提案通り、鵜呑みにする取締役会。議決権を持つ3人の取締役(3人の一人は塩沢氏)は、何を考え重要な席に臨んでいるのか。

2年前の春、取締役会にも諮らない時点で、有力生産者の一人を「この人が次の社長です」と中野氏をお引き回しした町長。これが「コト」の始まりです。中野氏、榊原氏、木村氏と代わって、何と今度は7月に入ったパート従業員が社長、でした。

言っておくが、税金を使ってやっている事業なのだ。議会は「かやの外」ではいけない。


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あたらしい村の「紫マルシェ」 [農のあるまちづくり]

12月21日(日)

「紫マルシェ」

昨日(12月20日)9時半から、新しい村の「紫マルシェ」に出かけてみました。これは、町内で採れた紫芋(さつまいも)をお菓子などに加工して販売しようというもので、国や自治体が推進している「農業の六次化」事業の一環です。

農業の六次化というのは、農産物をそのまま消費するのでなく、様々な商品、色々なところの食材に使って一つの種類の野菜を多用することによって価値を何倍にも高めるというもの。小さな農地で採れたものを、そのまま直売所などの並べているのではあまり利益にならないし、買う方だってすぐ飽きてしまう。一つの野菜を何通りに活用できるか。

そこで、宮代町はまだ生産が少ない(町のイメージカラーでもある紫の)紫芋(アントシアニンが豊富です)を商品化しようというプロモーションが始まった。

町内の和・洋菓子屋さん、直売所で餅、焼き菓子を出している農家の手作り菓子工房に加えて、今回は宮代高校の料理研究部に声をかけたということでした。

そこで、出来上がってきたのが、パープルスイート宮フィンなるマフィン(宮代高校)、紫芋羊羹(町内の和菓子屋さん)、紫芋コロッケ(新しい村工房)、紫あんびん、紫福(ゆずの香りがある赤福餅みたいな商品。農家の工房と高校生の共同作品)の商品など。

 昨日は、それらのお披露目の日。

新しい村.jpg

 しかし、さっむい。底冷えのする寒さだ。「お客さん来てくれるかしら。雨が降らないだけいいかな。」

9時半ちょうどに新しい村に。寒いけど、けっこう人が出ている。ああ、高校生たちも来て売っている。

自分ひとりだけなので、それぞれ少しずつ4種の商品を買ってみた。マフィンはその場で食べた。おいしかった。紫福もちは、もっと柔らかかったらよかったと思う。前日に作ったのか、少々もちが硬かった。(お披露目の日こそ、最良の状態で売るべき)

パンフレットには、高校生たちの新商品誕生までのエピソードが順を追って紹介されるなど、PRに余念がない。が、パンフいわく〈宮代の食と農がつながった価値ある成果〉なら、これからその成果を、どうしたら最良の状態で商品を並べられるか、お客様に提供できるかがカギとなってくるのでは。

イベントだから来る、ではなく、「ここにしか売っていないおいしいものを、わざわざ買いに来る」ヒット商品にするためには、PRだけではない現場のたゆまぬ努力も必要ではないかと思いました。


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農地の集積 [農のあるまちづくり]

12月17日(水)

2町のねぎ畑

昨日雨の降る前に、と桃山台のポスティング。

 配り始めてすぐ、桃山台東側に広がる広い農地に目が留まる。雑地を抜けて農地に出てみると、かなり広いねぎ畑です。

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杉戸の農家が農地を集積してねぎを作っていると、担当課から聞いたけどここかな? 見ている私に、トラクターに乗ってねぎの収穫をしていた人が下りてきて「おはようございます」と声をかけてきた。

 「これだけまとめて作れれば効率的でいいですね」と私が言うと「うん、そうだよ。ここが2町ぶ、それと沖の山集会所の裏に1町部近く、それと、県道の向こう側と・・全部合わせたら5町以上だ」

ネギ.jpg

わたし「農地の集積も大事なことですよね。小っちゃくやっていたんじゃ先がないもの。それには、こうやってまとめてやってくださる人がいるのも必要ですよ」 農家の人「俺ね、もっともっとまとめてやりたいの。100町でもサ」 わたし「販売先の確保は?」農家の人「宮代は学校給食で使ってくれるし。新しい村でも売るし、ヨーカ堂とかにも出しているから、いくらでも売れる」

わたし「一つのものをたくさん作る方が効率いいから、そうしてもらっていいんだと思うけど。もうひとつお願い、ここにしかないっていう、めずらしい野菜、新しい種類を作ってよ。みんなが同じもの作付けしてもダメだから」 農家の人「わかった。そうだよね」

息子「介護よりいいよ」

農家の人「あそこで作業してるのが息子夫婦。一緒にやってくれてんだよ。紹介するよ」

息子さん夫婦も一緒にやっているんだという。後継者がいないというのが常とう句になっているけど、収入が安定し、勤めよりちょっと所得が良ければやる人はいる。要はやりかたなんだと思う。

息子「いや~、介護というか、高齢者福祉なんですよ。一緒にやっていれば、元気だし機嫌がいいから、オヤジ」と笑っていた。

「ほら、こういう細いのは商品にならないんだよ。持っていく?」と言うから5,6本もらった。

 単一野菜の集積、それと同じくらい大事なのが「ここにしかない野菜」。これが特に特技の無い直売所の生き残り作戦ではないかと思う。

驚いた新しい村の社長人事

 ところで、今年4月から、新しい村の社長になったN氏は、9月14日辞任した。またもや、短期に終わった新しい村の社長。町長が、フライング気味にお引き回しした、一押しの社長、またもや、就任してから6ヵ月と持たなかった。

それから2か月余、社長不在でありました。どうなるんだ。次はだれになるんだと、うわさ先行。

 「この間責任者不在だったのか」12月議会の一般質問で、私は糺した。答弁では、「社長は辞任しても、管理責任者としての任期は残り、給与も発生していた」んだという。(へーぇ、そんなもんか)「社長は今、探しています」と。(実は決まっていたんだけどね)

 議会の最終日、担当課から発表。「あたらしい村の社長の件で報告します。元町長の榊原さんが社長。元町議で生産者組合の木村竹男さんを取締役に加えることを役員会で決め、株主総会で承認」

(えっ、)びっくりです・・・。


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2時間かけて稲刈りに [農のあるまちづくり]

9月29日(月)

はじめての稲刈り体験

昨日、午前11時、新しい村の前を通りかかった。50人ほどの家族連れが、新しい村前の田んぼで稲刈りを楽しんでいました。

1稲刈り.jpg

バスが止まっています。遠いところからきてくださったのでしょうか。

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ちょっと近づいてみました。世話人みたいな人が、あちらから話しかけてきました。

私「バスでいらしたんですか」世話人風の方「逗子市から来たんですよ」私「早くに出発したんですか」世話人風「2時間半かかってきました。7時半に出発して」

本当に「天高く、馬肥ゆる」秋。東武動物公園のレジーナ(ジェットコースター)からは急降下するたびに歓声が聞こえます。

 その下の田んぼでは、「お父さん、こんなに刈れたよ」と自慢したり、班田に稲の束をかけるお母さんの姿がありました。コンバインなどは登場しません。すべて昔ながらの「稲刈り」→「天日干し」→稲扱きの作法通りです。

 世話人風の人は言う。「我々はスーパーのオービーなんですよ。オービーたちで食育をやっているんです。食べ物の大切さ、自分で作ることの大変さを子供のころにわかってもらうのは、スーパーとしてやるべきことかと思って…。」と。

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 このあと、「村の集会所」で、お昼を食べたり、付近を散策して帰るのだそうです。多分、帰りのバスの中は、心地よい疲れでみんなぐっすり、でしょうね。

あたらしい村の周辺は、秋色にそまっています。それと、町内はほんとにもう、金木犀がどこでも匂っている。金木犀の季節はほんの1週間。あと数日もすればまず匂いから無くなって、地面は落下した小さな花でオレンジ色のじゅうたんができる。

花の色はうつりにけりな・・・ですね。ホント、花の命は短い。でも、秋の実りは、これからしばらく連続していきます。


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豊作〈米〉の受け入れ [農のあるまちづくり]

9月22日(月)

会報「視点219号」の配布も、ようやく8割を終えた。もう少し・・・。

今年の秋は思ったより早くやって来て、「お彼岸を過ぎなければ、30℃以下にはならない」とあきらめていた例年と違う。さわやかです。本当なら、ポスティングもどんどんはかどるはず。

しかし、議会中。本業の仕事が忙しく、実ははかどらない。一昨日は体調が悪く1日棒に振ったし・・。あの日こそ涼しくて(配布日和)だったのにナー

「元気だった?」

今回、知り合いの方に「久しぶり。元気だったの。病気じゃなかったんでしょ?」と言われた。218号と219号の間が、1ヵ月(8月)丸々あいてしまったからだと気が付く。ハイ、暑さにうんざりしていましたが、一応元気でした。

他の用事が忙しく、配布が終わるのに1か月もかかってしまったのと、配布量の1割を手伝ってくださる「お助けレディ」への配慮も実はあった。夏の暑さの中、「また、お願いしまーす」と手渡すのに気が引けたのもほんの少しながらあった。そんなこんなでダラっとしちゃった感はあります。でも、待っていてくださる方には、確実に「1か月抜いた」感じがあったかもしれない。反省します。

稲刈りのあと

8月の下旬から始まった稲刈り。刈った後の田んぼの匂い。鳥たちが落ち穂を拾いに集まる。いつ見てもいい風景です。

天候に恵まれて8割がた終わっている。知り合いの農家さんに「稲刈りは順調?」「ああ、ボチボチだよ」が、この頃のあいさつ。

その言葉のあとに「今年は、全くやりがいがないよ。買取価格が安くて。60キロ8,000円だってさあー」がつく。

そうなんです。昨年の12,000円台から4,000円も安いとのこと。「全くやってられないよー。1反9俵取れたって72,000円だよ。1年育てて72,000円じゃ、どうしようもないよ」        

ホントに厳しい。1町歩作ったって72万円。北部のほうでは、農機具の代理店がつぶれたという。

「ふるさと納税」のお礼に

宮代町には、比較的多くの「ふるさと納税」が集まってくる。とてもありがたい。宮代のまちづくりに共感したり、「お礼の農産物」がお目当てだったりするのかもしれない。しかし、人気の巨峰は期間限定、もう出せない。

そこで、です。農家の余剰米を農協の買い取り価格プラスアルファで町が買い上げて、「ふるさと納税」のバージョンアップに役立ててほしい。60キロ8,000円の農協価格より、いくらでもいいから高く買い上げて「ふるさと納税」のお礼に使ってほしい。

H25年度決算でいうと、2200万円集まった「ふるさと納税」。このうち、どのくらいを「新米」で賄うかは、お任せしますが・・。

近隣では、ダントツに「ふるさと納税」を集めている幸手市。「権現堂のさくら」が全国区なのはわかりますが、「お礼」が米15kgというのもアルかも。宮代他、ほとんどの自治体が米10kgをお礼にしている。

何キロ増量、というのはおまかせします。プラスアルファは、「ふるさと納税」をさらにPRでき、また、農家を助ける手法にもなる。〈〇〇キロ増量中〉なんて(キャッチ)、早く使った方が勝ち。


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「ストレスのない卵」がほしい [農のあるまちづくり]

2月14日(金)

また、雪の週末です。お出かけの方、どうかお気をつけて

新しい村で、販売している「ストレスのない卵」、この寒さで鶏が卵を産みません。品薄で、手に入りにくくなったということです。

新しい村の卵

先日、ご近所の方々と(一杯飲む)「フルーツ会」。和気あいあいで、かなり楽しい会です。いろんな話が飛び交います。その中で、「新しい村の直売所で売っているたまごは、自由に放し飼いされている鶏が産む卵だから、とてもいい。ストレスがない卵は、ちょっと高いけど、ぜひ手に入れたい品なんだよ」と。

私は、スーパーで買う安い卵ばかりなので、この卵の存在は知らなかった。スーパーの卵と比べれば3倍ほどするという。だけど、「ケージで身動き取れない鶏が産んだのじゃない卵だよ、美味しいし、体にいいに違いない」と、何人かが口をそろえておっしゃる。

その卵が、品薄で手に入らないという。原因は、この寒さのせいで産卵量そのものが減っていることなんだけど。そこで、あればいつも買っているという2人が言う。「新しい村も、≪ここでしか手に入らない商品≫が必要。あの卵、もっと販売量を増やせば、絶対売れると思う」と。

おっしゃること、わかります。新しい村の応援者は、「応援したいけど、商品が・・」という人多いのだ。人里離れた、つまり養鶏に適した場所が少ない宮代町、鶏を飼うのは大変かもしれません。

だけど、健康志向が高くなっている現状、少し高くても手に入れたい「こだわり商品」は、増やしたい。

「ストレスの少ない卵」。これって商品力、かなり高いですよ。


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新しい村ライスセンターの常夜灯 [農のあるまちづくり]

11月3日(日)

「また、電気がついている」と電話が

朝6時に会報を配りに出た。川端方面で配り、帰宅したのが9時過ぎ。固定電話がチカチカしている。再生ボタンを押すと、4件も伝言が入っていた。その中の2件は「新しい村のライスセンターの電気」の件。

実は、この方から昨晩も電話をいただいていた。「新しい村の中にあるライスセンターの蛍光灯が夜通しついている。朝になっても点いている。この分だと3連休ずっとついていると思う。もったいない。指定管理していてもこんな無駄をしているのは、いろいろな面でゆるんでいるからだ」と先方はおっしゃる。無理もない、ご近所で、つけっぱなしの電気を年中見ている身になれば・・。約10日前にも電話をいただいていた。

私は「先日電話いただいた後、すぐ担当課に行ったんですけどね。1週間ほど前だったかな。担当課は、防犯灯の代わりでつけているんだと思いますと言ってました。近所の人が心配しているので現場に伝えておいてくださいと言っておきました」とお伝えした。先方は「だって、センサーライトが点くんですよ。防犯灯の代わり、いらないでしょ[むかっ(怒り)]」と。なるほど、それもそうだ。

今朝、川端に行く前に、新しい村に行ってみました。遠くで見たが、長い蛍光灯がこうこうとついていました。近くに寄って見はしなかったです。まだ薄暗い時間でしたから怖くて。

その時間と前後して、その方は今朝もまた行ってみたんだと思います。留守電には「また、今朝も点いていましたよ。加納さん、行ってみてくれましたか?」「今朝見たら、運搬車両に、キーまでつけっぱなしでほったらかしてある。道具も外に出しっぱなしです。こんな雑な扱いに税金を出していいんですか。今すぐ来てみてください」と。

伝言の時間は8:22でした。もう、現場にはいないだろうと思いながら、それでも、ダッシュで新しい村の奥のライスセンターへ。9:30到着。

作業員が、作業車両を運転していた。私が、うろうろしていると、「何か用ですか」と。私は自分の身分を言い、「実は電話があって夜通しついている電灯、キーを付けたまま放置してある車両のことを心配している町民がいる」と伝えた。

もう、電話の主(Sさん)が来て、この人に言ったらしい。作業員は「すいません、その人は先ほど来ました。Sさんと、議員の飯山さんも」と。Sさんは、(私と連絡が取れなかったからか)同じ議員の飯山さんにも連絡したのでしょう。

作業員は「すみません。Sさんにも、飯山議員にも言われました。以後気を付けます」とあやまっていた。

たかが、電灯、担当課や「新しい村」職員は、小うるさく思うかもしれない。たしかに電気代はそれほどにはならない。されど電灯、積もり積もればバカにならない。Sさんは、取り込まないで外に出しっぱなしの道具、開けっ放しのドアなど、とにかくやることが雑なのが、気になっているという。ごもっともなことだ。

ギリギリで電車に

この対応で、実は予定が狂った。時間がぎりぎりになり、神奈川県伊勢原市の「事業仕分け」を傍聴にはたして間に合うか、断念するか・・。やっとの思いで間に合った。行くと決めたからには…、行かねば。

ネットで調べた「乗り換え案内」の通り、10:42の電車に飛び乗り、伊勢原着13:00過ぎ。13:20からの「事業仕分け」開始にぎりぎりセーフという離れワザ。[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][ふらふら] 

分単位に刻まれた一日でした。[たらーっ(汗)][ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)]

「事業仕分け」は、収穫が多かったのですが、その模様は明朝、ゆっくりとアップします。


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村の集会所にエアコン [農のあるまちづくり]

9月7日(土)

村の集会所にエアコン!!

「新しい村」に昨年できた≪村の集会所≫。市民農園で作業する人の休憩所だったり、地産地消の創作室だったり、文字通り村を訪れる人の「寄合どころ」に。また、町外から「新しい村」の訪れる大人や子どもたちの「ゲストハウス」なのだ。

それなのに、オープンしてから、エアコンがない施設が意外に《使えない》のに気が付いた。夏の暑さ、冬ストーブだけの寒さ、使い手の身になってみればとんでもない施設だ。

この施設、「ふるさと納税」で、町内の方から2000万円もの寄付をいただき、それに県のメニューから探した補助金2000万円を足して作ったものですが、どういうわけかエアコンを整備しなかった。(この設立に関しては、そのころ私は議会にいなかったので詳しくはわからないのですが、議会は施設の概要については説明を受けていたと思われます)

6月議会では、「ゲストハウスはじめ、いろいろなことに使うために整備したのにエアコンがないとはどういうことだ。エアコンだけの補助金なんて探してもない。建物費にふくめて補助金を取らないなんて無計画だ」と追及した。(いつも、厳しいことばかり言ってごめんなさい)

で、この質疑の内容を、会報209号にも書いた。配り終わるまでに先月末までかかった。

「実は、また寄付が・・」

9月議会中に開かれた全員協議会で、「新しい村」(指定管理者の運営なので、決算審議とは別に説明を受ける)の経営状態を聞いた。

私は「まだ、損益決算の状態では、村の集会所のエアコンは新しい村の売り上げで設置できないのでは?」といった。それに産業観光課長の答えは、何と「実は、つい先日、宮代のまちづくりを応援する寄付条例で、寄付金をいただいたんです」と。[わーい(嬉しい顔)] すごい! エアコン費分にもまた、寄付がもらえた! 宮代町って、≪持ってる≫ンでしょうか。

・・・(ホント、おんぶにだっこだものねー。)

本当に、宮代町を、そして「農のあるまちづくり」を愛してくださっている方がいる・・。感謝です。

※ こういった方のご好意に報いるためにも「新しい村」の運営改善は急がれる。私は、全員協議会で、「婚活」事業は、新しい村の事業から切り離したほうがいい、と提言した。お金はかかっていない(参加費で賄える)というが、人件費事業には違いないし、第一「農あるまちづくり」の理念とは少し違うような気がする。

≪村の集会所≫を使った同窓会が、この頃好評だそうだ。これは単なるパーティー・サービスを提供する仕事だ。懐かしい(農の風景の)中で、旧交を温めるクラス会なんて、意外とイケるかもしれない。


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生産者の方々 [農のあるまちづくり]

8月7日(水)

ここ2、3日、早朝5時半に家を出て、7時半前後に帰ってくるやり方で、チラシ(会報視点209号)を配っています。夏に弱い私の場合、これが一番いいみたいです。

「加納さんのせい・・・」

粂原地域で、「新しい村」に農産物を出している農家で。こちらの商品は、どれもいい商品だ。おいしそう。「新しい村」の直売所に行くと、何か買うことにしている。シソの葉、とか、茄子とか。

昨日夕方、この農家の前を通った時、立ち話。奥様が「加納さん、いつだったか新しい村の経営が赤字だって視点に書いたでしょ。あれが出てから、ピタッと客足が悪くなったんだよ。加納さんのせいだって、生産者が大ブーイングだよ。中には、加納さんに電話かけて文句言うって言っていた人いたけど、電話なかった?」

私「電話はなかったけど、それはすみませんでしたね。いつ頃のことかなー」

奥様「決算が赤字だとか、後退した社長がすぐまたやめた、とか」

私「ああ、それは去年の秋ごろかな」

奥様「そういう記事は、〇〇議員も、△△議員も書いてたけどね」

私「決算議会で数字が出ていたしね・・、何人かの議員も一般質問しているし…。全教でも説明があったしね」

奥様「でも、加納さんの会報の影響だと思うよ。アンタの影響大きいんだからー。だから、加納さんは、新しい村のおいしい野菜買ってくださいって宣伝を書かなきゃダメだよ、視点で」

私「わかった。何度か、そういうこと(宣伝、応援記事)も書いたけどね。また書くね。そりゃー、皆さんに悪かったですね」

・・・そうなんだ・・・。(なんか複雑だけど)、加納のせいっていうのなら、ごめんなさい、といわなくてはならない。生産者の方々は、頑張っていらっしゃる。ブーイングはいくらでも受け入れます。すいません。(いわゆるガス抜きも必要)

その方は、こうも言っておられた。「農業の六次化を進めていくっていうけど、厳しいと思うよ」

うん、農業の六次化、簡単ではないと思う。


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「ホタルの夕べ」その② [農のあるまちづくり]

5月19日(日)

かつて生息したホタル

宮代町の自然水路には、かつてホタルが生息した。ホタルも、きれいな水にしか住まない魚「タナゴ」もいた。

しかし、いなくなって久しい。ホタルは、有志、NPO団体が主となって孵化させ、育てています。ホタルやタナゴは、水環境のバロメーターであります。

昨日、お話を伺った「ホタルの里親」さんは、H4年ごろ、つまり町の基本構想である「農のあるまちづくり」を政策として生み出したころの資料を取り出してきて、熱心にお話してくださった。

笠原沼落(おとし)のあらまし

宮代町中央部を西北から東南に流下する「笠原沼落」は、享保年代に行われた新田開発により開削されたものに由来し、当地域の基幹的農業排水路となってきた。S48年~52年に下流部をコンクリートブロック積み護岸工事施行、S52~53年、東武鉄道(株)による開発行為に伴い、水路改修が行われた。自然水路が急速に失われていった頃です。

その後、バブル景気の終焉のころ、タナゴが生息できる水路にするにはどうしたらいいか、という問題が浮上する。≪人々が自然回帰する≫意識に目覚めだしました。宮代町の着眼は早かった。

H4年、水路の構造計画検討会ができたといいます。

ただの排水路ではタナゴは生息できない。本事業の水田農業確立排水対策特別事業は国、県にて採択されたが、本事業に逆行する研究が始まったのだそうです。

まず、タナゴの生息条件を知るため、埼玉県加須水産研究所を訪ね、水産研究所にも検討会のメンバーになってもらうことにした。研究所の専門員によると、タナゴは二枚貝に卵を産むが、この二枚貝は一年中湛水状態でなければ生存できないということだった。

そこで、渡水路の構造計画を検討することになった。

こういったまるごとの農資源を活用する構想が、多分のちの若手職員たちの政策研究チームによる「農のあるまちづくり構想」へとつながるのであろうと思われる。

あの美しいタナゴの生息のためには二枚貝がいる水環境が必要である。それとおなじ構想の中にホタルがいる風景もある。ホタルが育つためには、えさになるタニシがふんだんにいなければならない。

「里親」さんはいう。農業用排水路としての、このような環境整備を取り入れた排水路は、日本中探してもあまり聞かない貴重な水路である。

環境整備施設は利用してもらって初めて価値が生まれるものと思う。釣りをしておられる方は、現在もタナゴが生息しているという。せっかく作った自然工法の水路、もっと維持管理に力を入れてほしい。里親さんはしみじみ語る。

補助事業の足跡

本当に同感です。補助事業には、国や県などの費用(この方は貴重な税金と言っている)が入っている。完成するまでが事業ではない。完成後、どう生かすか、どう管理するか課題です。莫大な費用を投じた補助事業、モデル事業で、当初の目的を維持、発展させているところは多くない、のではないかと懸念するのですが・・。

こういった構想の出発点から20年経過しています。ホタルは養殖に頼っていますが、自然に育つ環境を取り戻せたら・・・「ホタルの夕べ」観賞会に寄せて想います。


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