耳をふさぎたくなった [議会]

12月2日(水)

耳をふさぐ

思い通りに行かないことはあります。

一般質問3日目。今日の一般質問においての、ある議員の質問は、「思い通りに行かなくても、何としても思いを遂げる」思いに溢れていて、執念にも似た扇情的な言葉が次々飛び出した。これに、いささかやられてしまいました。具合が悪くなりそうだったので、両耳に指を入れて聞こえないようにしました。

東洋大学・根本教授はこう言ってる

宮代町が、東洋大学・根本チームのPPP研究チームによる「公共施設白書」「マネジメント」を活用し、宮代町公共施設マネジメント計画をつくったのはご承知の通り。あらたな公共施設構想を構築、財政の健全化も含めて検討課題。

昨日、杉戸町との合併を切望する議員の質問のなかに、根本教授の宮代町に対する発言が多く引用された。だけど、これはごく一部の〈切り取り〉の言葉であったと思う。

〈切り取られ〉ちゃー、根本先生、気を悪くするよ。私は根本先生や、菅原先性(宮代町分析のリーダーだった)を尊敬していますからね。

第一、質問議員は、東洋大学PPP研究会、報告会に行ったことあるのか。私はある。何回も何回も。この研究会に登録しているので定期的にMLで学習会のお知らせが入る。も今月の予定は承知している。たまには職員を誘ったりしてもいる(なしのつぶてだが)

根本教授の講演や、プレゼンで、宮代町のことが出てくるのは、いわば当たり前。研究課題なんだもの。宮代町、習志野市、神奈川県秦野市などは、根本教授のPPP研究グループと連携して、先進的な「公共施設の現状把握、将来の姿、対応策」などに取り組んだ。つまり、問題がこれほど顕著に表れる前に、大学の先進研究グループと組んだのである。その〈成果物〉が「公共施設マネジメント計画」なのです。

これは、近隣自治体の(意欲的に学習している)議員なら注目すべきことでありました。

 ご承知かと思いますが、大学でも自治体政策や、自治体の財政、自治体の持つ(もてあます)公共施設などに取り組むことは、かなり注目を浴びる研究でありトレンドであり、先方のメリットもめっぽう多い。

自治体は、いかに優秀な大学研究チームと組むか、選択眼が問われているといってもいい。こそ行くと、宮代町の公学連携は悪くなかった。(と、先見性のある議員なら言っている)。事業費153万円は相当安い。なぜなら

大学の研究チームは、委託された自治体のリサーチ、研究結果はあらゆるところで活用しますよ。それがゼミであったり、公の検討委員会であったり・・。こういうところで、宮代町や習志野市、秦野市の事例が出るのは、むしろ問題提起できる自治体として誇るべきなんです。

 くりかえしますが、何度も何度も東洋大学PPPチームの研究発表、などの場に出ている私(や先進的な議員仲間)は、「「もっと出してよ、宮代町の事例」と言いたいところだ。(出すからには正確に)(出すからには他の自治体にもあり得る近未来の問題点も提起して)とは思いながら・・・ですがね。

腐った町・宮代町

ところが、今日の質問で出てきた宮代町は、実際根本チームに参加したわけでもなく、私のように10回近くもご一緒したわけでもない、どこかから探してきた〈切り取り〉であった。

扇情的な文章や、不安をあおる文章の〈切り取り〉を繋ぐのなら、かなり不安をあおるキャッチフレーズはできあがるでしょう。

こんなこと書くと、また、加納は「メイヨキソン」だと責められるかもしれない。しかし、≪切り取り≫フレーズほど無責任な言葉はない、とあえて言いたい。

聞いていて(つらいなー)、そう思った。「この町は財政的に、もうどん底なのに、何もしない。腐っているまちだ」「合併しかないんです」のところで、耳にきつく人差し指を押し込んだ。まわりの声が聞こえなくなった。(すこし、こうしていさせて)

私は、絶対に合併を否定してもいない。それも手法の中には「アリ」だ。しかし、何が何でもできるもんでもない。

傍聴者の中にも疑問はある

傍聴者は、すべて質問議員の味方で、いや、それ以上の切望や監視目的をもって議場に来ているのだと思います。思っていました。

しかし、そうでもなかった。ある日、傍聴に来ていた人は、電話で「あの人の質問しか付き合わなかった。加納さんの意見はどう? 一度話してみたい」と言ってきた人がいた。「ぜひ、いろんな話をしましょう」と会う約束した。

少なくとも、傍聴者の中にも、他の意見も聞きたいという人がいた! 不思議なようで、少しうれしい。

それにしても、劇場型選挙をもくろむのか、扇情的な表現が多すぎる。ある党なんか、「ごみ減量等審議会」を傍聴したこともないのに、4年前には、「弱者いじめの有料ゴミ袋反対」をぶち上げて、けっこう票を稼いだ。あれはね、住民も含めた審議会で決めたわけだし、そこんところ斟酌してもよかった。「指定袋を撤回させる」が公約だったけど、それはいつの間にか消えた。

人生は、アディショナルタイムで決める

そんな鬱々とした1日を締めくくるに、十分だったサッカーチャンピオンシップ。後半46分アディショナルタイムに入っていた。ゴール付近のこぼれ球に、繰り返し繰り返し、くらいついた。土壇場で試合をひっくり返した。

だからサッカー、いいね! 人生はロスタイム(つまりアディショナルに残されたわずかな時間で)ひっくりかえせるのだ、というのが気に入った! 

ガンバ大阪、サンフレッチェ広島、どっちのサポーターでもない。だけど、どっちもアグレッシブでかっこよかった、特に後半は。人生はロスタイムで決められるのさ! [右斜め上][右斜め上][右斜め上]

テレビっこの私は、こんな単純なことから、気持ちを切り替えた。


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