予算審議からーふるさと納税 [行政]

3月16日(月)

ふるさと納税

宮代町は、ふるさと納税を多く集めることで、近年有名になった。みやしろのまちづくりが全国的に支持されている証拠ですが、その中に巨峰の人気もあります。私の親族も、「宮代の巨峰」を指定してふるさと納税をする。だけど、期間限定の巨峰は、極めて「レア」な返礼品になりつつある。

一躍、昨年度、県内1位の座の躍り出た鶴ヶ島市も、お礼に送る特産品の確保に頭を痛めているという。

宮代町だとて同じです。ご指定してくるお気に入りの特産品は、そのあともわざわざ町に買いに来たりする交流、観光にも寄与するものになる。だから大事にしたいのですが、なんせ、ものが少ない。巨峰農家の奮闘に期待するしかない。

ある自治体では丸投げ

近隣のある自治体が、このほど宮代町に習って「ふるさと納税」に力を入れ始めるという。とりあえず1000万円獲得するのを27年度の目標にした。で、この特産物の確保から送品までを、業者に一括委託することにしたそうです。委託料650万円が予算計上された。つまり、市は何も労せずに委託業者に650万円払い、1000万円のうち、350万円の税収入を得ようというわけ。「それでは特産品の開発、まちづくりとはならない」という議員に、「ふるさと納税参加は市の宣伝になる」と答弁したという。

なるほど、自治体によっては、特産品もない、返礼品探しの人件費を考えれば、その面倒さに「ハナからふるさと納税で税収をアップさせようなんて思いません」といっているようなところもある。されど、こうフィーバーすると、「やっぱり、参加したほうが宣伝になる」と踏んだわけですな。

魚屋さんなみの対応・・職員

でも、ですよ。ふるさと納税で税金を集める名だたる市での対応は、そんな<手抜き>は、いっさいなしですよ。

ふるさと納税マニアとも呼べる、私の親族はあっちこっちの自治体を調べて、納税し、特産品に舌鼓を打っているんですが、長崎市なんて、担当職員の心意気が違うという話です。この自治体は、とにかく〈山の幸〉〈海の幸〉に恵まれているので・・。

去年、長崎市に2万円の寄付をして、和牛をもらった私の親族、今年は早速、2万円で〈海の幸〉を申し込んだ。担当職員は魚業者よろしく、どんな質問にも答える。「もしもし、この前送ってもらった牡蠣、しょっぱかったんですけど」職員「ああ、生食用だからですよ。加熱用にしましょうか」。おまけに翌日、長崎市役所から電話。「今日水揚げされた・・がお勧めです。おいしいです!」と。とにかく、魚屋さん顔負けの知識だったそうです。

2度目の申し込みで「おさかな7種類」をお願いした。昨日宅配便で送られてきた発泡スチロールの中には、黒い魚や青い魚の新鮮なのが7匹(と言うのかな)。水揚げ日は必ず入っている。(もちろん、大きなぶりなどを頼むと、3枚におろして送ってくれるそうだが)

中に親切な説明書があって、魚の名前を知らない初心者用に「黒い色の魚は、〇〇という魚で、お刺身にするといい。縞模様のは△△という魚。こういう調理が最高」など懇切丁寧に教えてくれるのだそうだ。なんか、使命感に燃えているって感じですねー。

一括委託して、市は何のかかわりも持たないで、税金だけゲットしようというころもあれば、長崎市役所の職員のような意気込み。どうです? そうとうな違いがありますね。

まぁ、しかしです。海の幸、山の幸に恵まれているところは、まだまだ息切れしないで、27年度も、どっさり寄付金を集めそうです。


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