0歳~4歳児がこの1年で63人増えた宮代町 [まちづくり]

9月7日(日)

人口増

宮代町は、この1年4か月の間に229人、人口が増えている。4日に一般質問した加納に担当課長が答えた。H25年4月までじりじりと下がり続けた宮代町の人口は、26年8月までの1年4か月で33,288人までV字復活。

担当課長は、「しかし、65歳以上の高齢者は年間400人ずつ増えているんです」と厳しさを訴える。でも、高齢者が増えるのは、毎年スライド式に増えていくだけで自然増ではないか。この町に転入してくる高齢者が増えているというのではない。

0歳~4歳児が1年間に63人も増えた

課長は「当町の特徴として、(全国的に少子化が進む中)0歳から4歳児がこの1年間で63人増えた。また、子育て世代となる20代から30代も減少に歯止めがかかった」と答弁。

また、小学校児童は増えていないが、町内の保育園の入所児童は、延べ人数で175人も増えていると答弁。これは5年後の小学校児童の人数が増えていくことにつながる。

この質問をしたのは、そこのところが知りたかったのです。明らかに小さい子どもを持つ「子育て」初期世代が増えているという分析をすれば、この後どういう施策を進めていけばいいのか、のヒントがともってくるというものです。

「働きたい」を支える

一戸建てを買った若い子育て世代は、数年は専業主婦でいく人が多いと思います。しかし、潜在意識の中に「そのうち、働きたい」がある人が圧倒的。でも、働く場所がない。

それが、宮代町の場合、最大のネック。働く場所を提供できない。町内で産業をもっと活性化させる必要はもちろんですが、近隣で見つかるというのでもいい。担当課ではアンテナを張って、少しでも多くの情報を発信してほしい。

まず、情報発信基地を

質問でも言ったが、「市民活動スペース」が「子育て支援スペース」に変わるなら、ここをあらゆる情報の発信基地にしてほしい。「プレ働き隊」のための情報、子育て初心者のための「お悩み解決情報」など、(あそこに行けば情報がある)(あそこに行けば仲間がいる)という場所にしてほしい。

ママインターンシップ

正式名は「中小企業新戦力発掘プロジェクト」。実習で徐々に力を戻していくためのプランだ。実習は2週間から3か月、1日4時間から8時間。日額5000円から7000円の助成金が支給され、「社会復帰できるかしら」を助ける制度だ。

この制度が始まった昨年度は、2869人が実習に参加し、うち1092人が実習先に、247人が他の企業に再就職したという。

制度本来の目的は、優秀な人材を確保しにくい中小企業の支援だが、結果、主婦層を企業と結びつける役割を果たしたわけである。

採用した社長は「レベルの高さに驚いている」という。子育て中の女性について「ブランクは、全くの空白ではない。子育てしながら、仕事に必要な能力を磨いていた」と。

今、町内で働く場所と言ったら、数か所のスーパーくらい。あまり遠くへは働きに行けない「若い主婦層」を吸収できる場所を探すこと、作ること、研究することが不可欠だ。

田舎の議場がテレフォンセンターに

聞いた話ですが、南魚沼市は、市町村合併で、旧議会の議場が不要になった。ここを「コールセンター」に貸し出したそうだ。テレビショッピングなどのテレフォンセンター、コールセンターはどこでもいい。立地条件を選ばない。ただ、静かなこと、女性の感じのいい声が確保できれば・・。

そこで,消音のためにじゅうたんが引いてある議場の使い道ができた。しかも24時間電話受付しているテレフォンセンターなら女性の雇用がたくさんある。市町村合併でいらなくなった公共施設はかなり出てきている。田舎だって、こういうものを誘致すれば、無駄なものが活かせる。


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