議会が始まります [議会]

5月29日(木)

6月定例議会

今日から6月議会。昨日、議会事務局から電話。「加納さん、明日は議場内の全体写真を撮りますからよろしくお願いします」

いつものことなれど、頭の回転がいまいちの私。(ちょっと面白いことを言おう)しか頭にない。「わかりました。明日いちばんいい服を着ていきます」と。議会事務局のNさんは(つきあいで)笑ってくれたけど、わざわざ議員たちに知らせてくれたのは、ちゃんと意味がある。写真に写るということで、(前もって言ってくれないとだめだよ)という議員がいるかもしれないから服への配慮です。

ところが、わたしときたらウケねらいしか考えてない。ちょっと面白く返したら、実はもう頭の中から電話の内容は消えている。頭の中は(意見書のことだったり議案のことだったりもあるが)うわの空。そういうわけで、翌日は、てんで配慮のない衣服を着ていくことになる。

3月議会もそうだった。「明日は議会だよりに使う写真を撮ります」といわれたのを、翌日はすっかり忘れていた。で、この頃お気に入りの薄手のタートルネックで「これでいいっか」。

でも、薄手だろうが厚手だろうが出来上がった写真はタートルだから冬用写真になる。みんなに「だから言ったでしょ。これじゃー使えないでしょ」といわれる。

つまらない前座ですいません、裏話はこれくらいにして

集団的自衛権の論議を広げよう

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昨日は、国会周辺で2つの集会がありました。午後5時から6時半まで、参議院議員会館で、●「日本は戦争をするのか」講師ー東京新聞論説委員・半田滋氏。

もう一つは隣の衆議院第1議員会館で6時半から8時まで、●「集団的自衛権行使容認に反対、安倍政権の暴走を許さない1000人集会 講師ー東海大学実務邦楽研究科教授・永山茂樹氏。

主催も呼びかけ人も違いますが、目的は同じで、「集団的自衛権」の危うさと、国民全体で論議をしていこうという目的です。並んでいるビルなので「この後、あっちにも行くよ」と(はしご)をすることもできたのですが、私は、今日から議会ということもあって、早い方の時間だけ参加して帰ってきました。

国民を誘導する政治とメディア

現実にはありえない場面を設定して、「さぁ、どうする」「日本の危機だ」とせまり、「国の形を変える」大きな問題に国民をして参加せしめる。いや、国民は参加さえできていない。

戦前への回帰

安倍さんが目指す「戦後レジームからの脱却」は、言い換えると「戦前への回帰」なのです。

戦後70年も平和で成長できた日本は、平和憲法に守られたからでした。戦後の日本は太平洋戦争でコテンパンにやられ、戦争の反省からスタートしたはずでした。過去の戦争に深い悔恨と痛切な反省を表明してきた日本政府の歴史認識を、”戦争を知らない子どもたち”の代表安倍さんは、見直し、憲法を改正して、「集団的自衛権行使を容認する」勢力を国会内で結集しようとしている。

戦後成長を続けた日本は、アジアで唯一の先進国になり、巨額の途上国開発援助(ODA)を続け、企業は発展国に進出し、自衛隊は海外で武力行使することなく、〈人助け〉し、謙虚で裕福な国・日本の姿を焼き付けていた。

平和を徹底的に追求し、武力を完全に断ち切った日本だから世界に評価され「世界に良い影響を与えている国」の1位に2度も選ばれた。安倍さんは、「戦後レジームからの脱却」を打ち出し、戦後の日本を否定することに躍起となっています。無理やりにです。無理やりなもんですから、主張していることもやたら危機感をあおるだけで、つじつまが合っていない。

昨日の集会は、駆り立てる安倍理論のトリックと矛盾を分析しながらのわかりやすいお話でした。集会が終わって、まだゆうやみが迫る前に参議院議員会館を出ると、国会の裏と道路のこちら側議員会館の前に「集団的自衛権」行使容認あるいは解釈の改定に反対するグループがシュプレヒコール(とまではいかない、おとなしい声たち)。その声を聴きながら、安倍さんの「軍事国への誘導策」が突っ走るのか、その前に国民的議論を広げることができるのか、などと考えました。

なかなか広がらないだろうなー。なぜなら若者の間に「うざい論議」「めんどくさい歴史」「弱腰日本」に対するなんとない拒否感があるから。なんで好きこのんで面倒なことやるか。それよりゲームみたいな軍事テクが使えて、にっくき中国をやっつけてほしいよってな感じでしょうか。おまけに、戦争を体験した高齢者が厄介者扱いされたくないと、声を大きくしない。なりふり構わない人が少なくなった、かもしれない。

だけど、主権在民、平和主義・戦争放棄、基本的人権の尊重をしっかりこなして世界の強国になった日本。このまま世界の強国、謙虚な金満国を維持できなくなったからといって、「国の形」を変えちゃーダメでしょ。

昨年12月6日に「特定秘密保護法案」が可決するまでの国民的議論は、広がる気配が見えたころ強行採決され決まってしまった。メディアも強行採決まで問題点を示さなかった。決まってから「強行採決」「問題点多し」とガヤついた。


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