増税1か月

5月2日（金）

増税1か月の反応

消費税が8%になって昨日で一か月。かけこみで購入の反動が出たのは、高額品だったようです。デパートは7.9%～15.3％の減少でした。宝飾品、ブランド品などは駆け込みで購入した人が多く、3月には25%以上の増となっていました。

自動車の方は、5.5%の減。普通車や小型車の登録者は11.4%の減で影響が大きかった。自動車は、1回買ったらその次購入するのはずっと後になるので、回復も相当後になりそうとのことです。

住宅需要は、新築着工戸数が2.9%減。家電も約2割落ち込んだ。

レジャー施設では、年間パスなどは3月までに買えば1年中使えることもあって、入場者数が逆に増え、ディズニーランドなどは前年同月を上回った。

仕方ないが62%

世論調査では、それでも、「仕方ない」「まァ、受け入れる」を足すと、62%のなるという。そして、来年10月に消費税が10%になるのも「仕方ない」とする人が現在50%もいるという。ひゃー、人って慣れてしまうのが速いのですね。

しかし、来年は参議院選挙などがあります。うっかりしているとこういうところに庶民のしっぺ返しがあるので、政府も安穏と10%突入と、喜んでばかりいられないと思うのですが。庶民よ、しっかり！の思いです。

負担感は大きい

それでも、実際払ってみると、「上がったなー」と感じることはある。たとえば11000円の洋服を買ったとします。税込だと、11,880円、1000円近く高くなった感じ。これが10%だと12,100円、ちょっと消費税が加算されますって感じではすまされない。

もっと、不満を感じるのは、明らかに便乗している値上げ。これまですでに5%の消費税を取っていたにもかかわらず、新たに「8%になりましたから」といって、その値段に8%を乗じるやり方。実際、こういうのもある。ところが言い訳は、「仕入れで、いろいろなところで値上がり分を上乗せされているので、これでも苦しい」と。

8月11日を「山の日」に

国は、もっと消費を増やしてもらいたいからか、祝日を増やす方向だと聞きました。8月11日を「山に日」にする予定とか。消費が増えるかどうかはわからない…いや、やっぱり増えるでしょう。お盆だし、夏休みだし。この辺から会社が休みに入ると、やっぱりお金を使うことになりそう。うまいこと考える人がいるんですね～。