「社協」評議会 [活動]

5月29日(水)

「社会福祉協議会」24年度決算

昨日午後3時からは、「社協」の評議員会。24年度決算の審議、承認です。

宮代町社会福祉協議会の評議員は全部で35人います。先日、我々「地方政治改革ネット」が開催した「社協」の勉強会では、講師の川田虎男氏が「多いね」といった人数ですが、ほとんどの自治体「社協」はこれくらい(自治体規模によってはもっと多い)の評議員がいるようです。

「社協」の評議員ってそもそも何? 

執行と議会にたとえたら、評議員会は、チェック・監視をする立ち位置だから議会のような役割? じゃー、理事は執行側? 中には「私は執行側。予算や事業を組む方の立場だ」という顔をしている人もいるが、「まァ、来賓カナ」という顔ぶれもいる。微妙だ。

ご本人たちはどっちのつもりで役割をこなしているんでしょう。

さて、こっち側の評議員。参集した評議員さん、チェックしよう、監視しようと思っている人は少なく、完全に「あて職」として務めを果たそうと思っているように見受けられる。

なぜ、35人もいるかと言えば、評議員という役は、「社協」を構成している数々の構成団体からまんべんなく出てもらう「あて職」だから、これだけの数になってしまう? 住民代表組織(コミ協)から6人、福祉部門(民協)から7人、保護士会、各種ボランテァ団体から各1人ずつとか、関係分野(例えば学校、例えば環境団体、例えば商工会、例えばスポ少、たとえば食改、たとえば議会、etc)から1人ずつ、議会は2人、というふうにあて職が集まるから合計35人になる。

しょっちゅう委嘱式

理事会、評議会とも「あて職」が多いのは今申し上げた通りですが、それぞれの所属団体の任期サイクルが違う。だから、会議開催のときメンバーが変わることもしょっちゅう。「前任の方と代わられましたので、あらたに委嘱状を」ということになる。(委嘱状と交換みたいに、評議員や理事は、写真つきの履歴書類を県に提出する)

狭い会議室に60人以上

宮代町「社協」は、行政施設の1棟を借りている。1階は作業、事務の仕事場。2階が会議室です。その広くはない会議室で、評議員35名と、1メートルほどの距離を取って理事・事務局・行政側関係者・来賓など25名ほどが向かい合う。

とにかくひしめき合っている会議風景です。(今はUR機構に2階の一部屋を貸しているので、さらに社協は不便を強いられている)

報告を聞いて・・承認の挙手

「社協」はやっている事業も多い。それに伴う数字も項目が多く、ややこしい。聞いているほうは、紙面を見ながら聞いているだけで手一杯といった感じです。

一応説明を終わって、議長が「質問をお受けします」「無いようですから、承認していただけるなら挙手を」という。みんな挙手。「挙手全員で、承認されました」 

この作業で第5号議案承認されるまで1時間半はかかることになります。

喧々囂々の質疑があるわけでもなく、新たな提案があるでもなく、承認の挙手を拒む人が居るでもなく、粛々と静かに進む評議員会。

誰でも知っている「社会福祉協議会」。住民の90%近くが会員として会費を納めている「社協」。でも、そもそもから考える人もいないのが「社会福祉協議会」ではないのか。事務局職員以外は、みんな来賓みたいでした。


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