改正犯罪収益移転防止法 [日常]
4月21日(日)
寒い!
昨日も今日も寒かった。もう、このまま春なんだろうと思っている身には、かなり堪えます。外出する人は、薄手のコートで身を縮めている人が多い。本当はダウンコートを着たほうがいいのに、さすが、4月の下旬だからか、もうしまいこんでしまったからか、薄手でがまんしているのです。
牡丹や藤が例年より早く咲きだしたのですが、昨日からの冷たい雨に、かわいそうにすっかりしょげてしまった。もとのハリを取り戻せるのでしょうか。特に牡丹は見る影もない。
銀行で「声掛け」
世の中の事件もブルッとするほど寒い。
振り込め詐欺を防ぐため、銀行では、(おかしいと思う人には)これまで以上に声をかけるのだそうです。折も折、4月1日施行の「改正犯罪収益移転防止法」が、後ろ盾になり、いままで(お客様の失礼にあたるので)声をかけにくかったのが、「法律が変わったので」と臆することなく言えるのだそうです。
まことに(お寒い)作業ですが、声掛けで一定の効果が出ているのだそうです。昨年は、東京都内で59億円!の被害があった一方で、職員などの声掛けで33億円が振り込まれずに未然に終わったそうです。
それでも、声掛けは思ったより大変みたいです。「振り込め詐欺ではないか?」と思って声をかけても、本人は(電話の相手は身内だと)信じ込んでいるので「違います」といわれてしまうのだそう・・。
そこをさらに、踏み込んで「誰に渡すのですか」「そんなに急ぐのですか」と話をするのが銀行などの職員の仕事。
声掛けマイスター
都内の21金融機関の86人が「声掛けマイスター」に認定された。「声掛けマイスター」というのは、警視庁が昨年11月から始めたもので、窓口やATMで、被害を2回以上防いだ職員や警備員をマイスターに認定し、委嘱状とバッジを配っているというのです。
確かに思い込んで、必死で、早く振り込もうと思っている人を、思いとどまらせるのは大変なのかもしれない。振り込んでからでは遅い。たよりは、やっぱり人間。
私など、あまりくどくいわれたり、はては疑われたりすると、本当に嫌な気持ちになりますが、仕方ありません。そういうことで、犯罪が未然に防げるなら。
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