図書ボランティアさんたち [教育]

10月20日(土)

図書ボラ

金曜日の午前中、小中学校の図書室で作業する「図書ボランティア」さんたちの活動を見学しに、百間小学校に行きました。宮代町には、学校図書に思い入れが深い大人たちが立ち上げた<図書ボランティア>通称「図書ボラ」活動グループがいます。

先日、ソレを立ち上げた知人から電話があり、「今度、図書館司書が学校図書館にも関わるようになったんでしょ? 私たちはずっと図書ボラで、子どもたちによりよい読書環境を作ってきた。一度見に来てください。そして、どういうところに支援が入ればいいか現場を見てください」と。

19日は、百間小に、これまでPTAがなく、唯一「図書ボラ」活動をしていなかった笠原小学校のお母さんたちが10人くらい見学にくる。それに同行してはどうか、とのお誘いでありました。

10時に校門脇で合流。TELをくれた図書ボラのKさんと、笠原小のお母さんたちと、「童話を読む会」の方、「スウスの会」の方、それぞれお1人で、図書室に向かう。

絶えず人の手が入らないといい図書館にならない

Kさんは、図書ボラをやって久しい。そのほか「みどりの種」という読み語りの活動もしている。読み聞かせ、ではなく、読み語り、です。いつかこのちがいについてはお話しします、というが・・。

月に、2、3回、図書ボラは活動します。百間小メンバーは約20人、5、6人ずつ交代で活動します。金曜日、9時半から12時まで活動し、お茶を飲んで解散。

お奨めの本を選んでディスプレーしたり、ラベルを貼って、細かく分類し、ひと目でどんな本かわかるようにしたり、テレビなどで話題になった本をわかるように出しておいたり・・・絶えず人の手が入らないと、良い図書館にならないんです、と彼女は言う。

学校の先生は、兼務しているから無理している。ボランティアが入れば変わる。作業は簡単ですが、次第に整理されてくる、という。

「例えば、本て、著者別に並んでいるでしょ? でも、子どもって著者で選ばない。本のタイトルで決める。(あいうえお)順に並べておけば、手に取るんです」 なるほど・・。

百間小のボランティアさんが活動している横で、私たちは活動内容の説明を聞く。ちょうど秋、冬に読みたい本、としてディスプレーの入れ替え、その案内板を天上からつるす作業をしていた。

「子ども達は本を読まないんじゃないんです。本を読む環境がないのです」という。そうかも・・・。

中休みのベルが

そこで、ちょうど中休みのチャイムが鳴った。子ども達が本を借りにやってきた。あるいは借りる本を探しにくる。お昼休みに借りる前の下調べだ。

5年生の図書委員が、返還日のスタンプを押してくれるのですが、次々、本を持って借りに来るので図書委員はけっこう忙しい。「忙しいね」って声をかけたら「ウン」とまんざらでもなさそう。

Kさんとは、いろいろなことを話す。図書館に、子どもと本に、熱い思いをもっている。図書館の指定管理者導入の時は少し意見が違ったことも・・。思いを活動にうつして実践しているから頭が下がる。ご自分のお子さんはもう大学生になったというけど。

宮代町立図書館は、TRC(図書流通センター)が指定管理者として管理運営している。ここから学校図書にも司書が出向いてくることになりそうだが、図書ボラはいい意味でサポートして行くそうだ。

PTAから支援

可愛いラベルや、ブックエンドなど、「図書館用品カタログ」の中にはいっぱい載っている。これらを購入したりして、子どもたちの目線を本に向ける。「そういうグッズ、材料費はどうしているの」に、PTAに「年間1万円でもいいから資金を下さい」とお願いしたんだそうです。ある学校は10万円まで支援してくれるようになったけど、予算がなくなって今年からは8万円。何しろ、子どもたちの本への興味が格段に上がっているのだから、PTAも少し理解はしてくれているのだそうです。

図書購入費だけでは、同じものを購入するだけで、リストは同じなんです。そっか~、生きたリストを作れるね。生きた予算になるね。

みんなより早く退出したけど、いい時間を過ごしました。


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