下世話そのもの・真紀子節 [日常]
10月18日(木)
ああ 真紀子節
上記のタイトルは、17日朝日新聞37面の記事。(ああ)とは(やれやれ)でもあり、(うんざりだよ)でもあるようだ。
記事によると、田中真紀子文部科学大臣が、閣議で、ノーベル賞をとった山中教授に<洗濯機を贈りましょう>と提案し、全員が賛成したのだそうだ。「1人当たり5千円から1万円出せば買える。さぞお困りでしょうから」と。
発端は、誰でも知っている山中教授の受賞を知ったときのインタビュー。「受賞の知らせの電話を受けたのは、ちょうど家の洗濯機を修理していたとき・・」 ユーモアをまじえて受賞の喜びを語った教授は、何気ない日常の一こまを話しただけなのに、真紀子さんときたら、あいかわらず、「すわ、大変、ぜひ買って差し上げましょう」になっちゃう。
閣僚達もどうかしてる。これこそ下世話そのものではないか? 自分が文部科学大臣になった早々、(立場上)ノーベル賞受賞者と直接話しができた。そこで洗濯機の話で世間話を盛り上げ、さらに閣議でまた持ちかけた。みんな同意してくれた。(わたしの大臣としての初仕事はコレだ!)と、意気揚々・・。
ああ いやだ いやだ。あの人、お上品でもさわやかでもないから、まったくただの世話やきおばさん。さぞ、相手は喜んでくれるだろうと自己満足しているんでしょうね。
女性の政治家は、生活感があっていい、もちろんそこはプラスだろう。1円でも10円でも、生活と密着した金銭感覚は必要。だが、しょうゆの匂いがしみこんだ布巾のような世話物を、同じ女性とて聴きたくはない。グレードを上げてよ、大臣。
眠れないままに早く起きて読んだ新聞記事は、ボディブローのように効いた。
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