公共事業・大規模と極小規模な話 [行政]

8月14日(火)

公共事業

いわゆる公共事業にも、とんでもなくでっかい事業と、きわめて身近な事業があるもんだという話です。

1mに1億円

関越自動車道の練馬区大泉から東名高速道の世田谷区喜多見を結ぶ東京外環道路は、住宅街の真下に大深度地下道(地下40mよりさらに深く掘る)を掘り進めるのだそうですが、1mに1億円かかるそうです。

政策情報ネットワークのメンバーからML上に出てきた情報ですが、なぜ、こんな高額な道路をつくるのか、なぜ未来に借金と環境被害(のおそれ)を残すのか、質問で質していきたいとのことです。

地下って誰のもの?

先日も、完成間近の〇〇道路(名前チェックできなかった)のことをTV朝日でやっていました。渋谷から湾岸に出て千葉方面、羽田方面に分かれるジャンクションまで完成した巨大な地下トンネル。忘れたけど、多分9キロメートルくらいでした。途中事故などの時Uターンできるところ、反対車線に出られるところなど万全の構えだという地下の巨大道路。これにより新宿方面から羽田まで40分かかっていたところが20分で行けるそうです。

リポーターは「すごーい!」といっていました。「渋滞がだいぶ緩和できます」と事業者側。まぁ、あった方がいいけど、費用対効果からみたら、公共事業をおこすための事業以外の何ものでもない、とんでもない無駄遣い事業と思いました。

身近な公共事業

代わって、小さな公共事業のはなしです。先日、N団地のはずれに住む方から、側溝の排水のことで相談がありました。この団地は(全体に)、側溝にわずかな勾配がないところがある。これまで、水が流れないので排水がうまくいかず悪臭が出ることがあった。

そこで役場の担当室にいって、勾配をつけてもらった。うまく水が動くようになって、悪臭がなくなった。

ということでした。すぐ取り掛かってくださった担当室に感謝しています。

ところが、一番はずれの方の家に今度は問題が生じました。勾配をつけるために、ここの家の前の側溝は、幾分高くしたそうです。そうすると、浅くなった側溝で、強い雨が降ると、側溝があふれてしまうという事態になったんだそうです。

2軒位の家が影響を受けているらしいのですが、当該のお宅では、雨のたびに心配が絶えない、何とかできないか、というのが先日の相談でした。

即、担当室へ。下水道室に行ったら、担当は道路担当室だった。2つの担当室の職員が、「こっちに水を導いたらどうか」とか「こうしたらいい」とか言っていたので、すぐ現場に行ってくださるのかと思っていました。

昨日、うちの留守電に「何もいってこないし、今のところ来てくれません。今週に期待します」と声が入っていました。

私が、担当室に行ったのは、(すみません)お昼休みだったのですが、お昼だろうがナンだろうが、午後検討してくれたと思っていました。すぐ現場に行って下さる、あるいはすぐは無理だったら検討の結果を電話で伝えると思っていました。

今ごろ、いろいろ検討してくださっているのだと思います。でも、とりあえず、先方に「とりあげています」を伝えてください。

あちこちの役場、市役所に、「すぐやる課」がある。予算とか、優先順とかあるのは分かりますが、住民は困っているのは確か。「こういうわけで」「こういう方法で」「いつ」やるのか、連絡は早くしたほうがいい。

私は、今日にでも、もう一度相談にいってみようと思います。予算にしたら何万円、何十万円の仕事ですが、小さい町には「何とか費用を捻出しなければ」の仕事。

それに比べて、1m1億円なんて話が、トップセールスで決まっているんですねー。


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