廃炉費用が出せないから動かす [原発]

7月10日(火)

廃炉費用の積立金はわずか

原発50基を再稼働せず、廃炉にすると、廃炉費用の積立金が1兆2000億円、残存簿価2兆8000億円の合計4兆円が電力会社の赤字になるのだという。だから廃炉にすることができない。本当は、ここが一番のネックで、電力不足はその他の心配の一つにすぎないというのです。

「原発ゼロの会」の金子勝教授は「電力会社の廃炉費引当金は、原発稼働率76%で、寿命40年を前提にしている。事故が多く、止まっている原発ほど引当金が不足して減価償却できない。残存簿価が大きくなり、ますますお金がかかる。電力会社にとって、事故やトラブルが多い原発ほど、引き当て不足を何とかするために、稼働させなくてはならない」仕組みだそうです。

こういった(事故やトラブルが多くて動かさざるを得ない)原発は、50基中何と35基にものぼるそうで、とんでもないことに、エンドレスで付き合わされるのが国民だということになります。

自民党。河野太郎氏はこういう。「特に、中越沖地震で、重大事故を起こした東京電力の柏崎刈羽2号機から4号機、中部電力・浜岡原発5号機、北陸電力志賀原発2号機の引当金不足が大きいと金子教授は言う。(なるほど、みんなが危機感を抱いている原発ばかりだ。)

だから、東京電力は、柏崎刈羽原発を動かそうとするわけで、電力会社とつるんだ不安院(保安院)も、必死に、美浜原発1号機の稼働期間を40年からさらに10年延ばそうとするのだ。電力供給の問題ではなく、電力会社の経営をひたすら助けようという話なのだ」・・・河野さんの文引用


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