「放射能のことを学ぼう」③-場内の質問から [放射能]

2月29日(水)

価値観の置き所

会場にいた若いお母さん達を中心に、質問があいついだ。これまで「良し」として子どもたちの食べさせていたものが通用しなくなっている・・・価値観の転換で迷っている様子がわかります。

(Q)チーズにストロンチウムが蓄積されているのでは?販売されているものは検査されていない。

(A)宅配業者などで、詳しく調べているところを利用する方法などがある。近海魚でなくても回遊魚なども、これから濃縮されてくるおそれがある。測定限界も、10ベクレル、4ベクレルなど低めに設定されている機器を使った測定がほしい。

(Q)外国などでは、ジャガイモの芽をなくすのに放射線を使っている。一方、日本産でも土壌が汚染されているのもある。一体どちらを選択すればいいのか。

(A)WHOがOKしたものがいいとは限らない。いまのところ、西日本で取れたものの方が安心という判断しかできない。検査することです。

(Q)食品添加物は妊娠中から気になっていた。放射能汚染については、テレビ(に出る有識者)は安全だ、安全だという。ネットは「あれもダメ、これもダメ」と情報が飛び交う。悩む。宮代町では、汚染度は低いが、自分の中でうまく基準が定まらない。

(A)インターネット情報は、取捨選択していかなければならない。テレビ報道は、嘘ではないが、全体を言っていないので、判断には不足のところも。ネットは、(限られた世界になってしまうので?)過激になっている。 宮代町の詳細な汚染マップは必要。ミニ、ホットスポットはどこにでもある。

(Q)ベリー類、きのこ類は汚染されやすく、リンゴやトマト派、汚染されにくいと言われる。牛乳はストロンチウムに汚染されているのも報道されているから、飲ませたくないが、カルシウム不足になるのが心配。肉は輸入物は、ホルモン剤、遺伝子組み換えの問題があり、避けていたが今どちらを選べばいいか迷う。

(A)きのこは土の中の菌糸が長く放射性物質にさらされたり、原木が野ざらしで汚染される。しばらくは西日本のものが安全といえる。お茶は、放射能の通り道にタイミングがあってしまった。調査もれは当然ある。ストロンチウムはとにかくサンプルが少ない。牛乳はきちんと測られている。飲ませてもいいのでは。カルシウム剤では補いきれないものがある。魚は産地が特定されにくい。これから食物連鎖で濃縮が始まる。注意を要する。

何人かのお母さんは自費で子どもの尿中検査をしています。被災地と同じくらいの値が出たと。

(Q)1960年代(世界で核実験が行われていた時代)、中学生で6ベクレルくらい検出されていた。晩発障害は。

(A)ECRの調査では、6ベクレルで、膀胱炎を発症した例もある。しかし、排出されていると考えることもできる。チェルノブイリではがんを発症する、といういわゆる晩発障害についてはなんともいえない段階。

(Q)年末から年始にかけてセシウムの値が高くなった。降下物が多くなった。

(A)風のせいかもしれない。まだ5月までは風の強い日がある。子どもたちはマスクをかけた方がいい。放射能そのものはマスクを通してしまうが、放射能が付着した物質は通さないので、マスクを捨てることで少し違う。

(Q)酵素は、壊れた細胞を修復する力があると書いてあったが。

(A)それは有効だと思う。

以上のやり取りのほか、たくさんの情報交換がありました。


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