食品への不安は解消できるか②…遅れをとる自治体 [災害]
10月7日(金)
10月3日のNHK「クローズアップ現代」の画面からです。
福島県
テレビ画面の福島県全域をシャメで撮ったものです。相当色が悪いのはお許しください。それでも、福島第1、第2原発がある4つの町(茶色)以外は濃い青色に塗りつぶされているのが分かります。濃い青色は、10回以上検査している自治体です。栃木県境の檜枝岐村以外すべて10回以上検査しています。(真ん中の白い部分は猪苗代湖)
埼玉県
濃い青色が1/5の自治体、白い部分が全体の約1/4、その他多くの部分を薄い青色が占めているのがわかります。濃い青色は面積の大きなさいたま市、それに所沢、入間などの西南の自治体で、10回以上食品検査をしています。その近隣に白色、薄い青色のところが見えますか? 薄い青色は、2~3回の検査を実施しているところで、白色は独自の検査を実施していないところです。
宮代町↓
宮代町の近くを大きくした画面です。宮代、白岡、蓮田、上尾市などが白色です。検査実績がないのが分かります。(春日部、久喜、杉戸は、2~3回実施の薄色) 何も取り組みがないところは、埼玉県では17の自治体にのぼるそうです。
全国的に見ても、埼玉県の取り組みの遅さは目立っています。テレビ画面には上田知事が出て、2回の検査をすり抜けて市場に出てしまった「狭山茶」(基準の2倍以上のベクレル)のことなど、検査の遅れ、手抜かりを率直に反省していましたが・・・。
埼玉県は、今後2,600すべての銘柄の検査をして行く方針だそうです。しかし、自治体の取り組みのなさは、どうでしょう。関西の方の自治体でももっと前向きな取り組みがなされていました。
柏市では1回980円で貸し出し
柏市は自治体の検査も10回以上やっていますが、市民が980円払えば自分で(心配な食品を)測れる検査機器を設置したそうです。
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